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【チーム編成】個人が力を発揮する「チーム編成」とは

働き方改革プロジェクトチームのメンバーに選ばれたJUNです。

「学校」といえば、ブラック労働の温床という見方が浸透していますが、教員の疲弊は、労働時間だけではないというのが現場にいる一個人の見方。

アラフォーのおじさん教員となった今、労働時間は若手のときと比べ格段に短くなりましたが、かといって肝心の”働きがい”が変化したかというとそうでもない。

完全に個人的な意見となりますが、「授業づくり」に時間を忘れてぼっとうしていたあの頃の方が、”働きがい”という観点の満足度は高かったようにおもいます。
#個人の見解です

だからといって、「今の若者も・・・。」と押し付けると単なる老害と化すのでそれはよくない。

悪戦苦闘しながら現場で10年以上。

「先生」という仕事の役割も少しずつ変化してきている今日この頃において、ベテランの「こうあるべきだ主義」は、リスクとなる場合もありますからね。

ということで、教育現場に限らず、なにか共通の目的を達成しようとする「チーム」を編成する際、どのようなメンバーをそろえることで、イノベーションを起こすことができるのかを書いていきます。

きっと、ベテランさんは、「チーム編成」を任されることもあると思いますので、知らず知らずのうちに、自分の居心地のよさに流されないよう参考にしてみてくださいね。

▼個人が力を発揮する「チーム編成」とは。

そういえば、過去にこんな記事を書きました。

ざっくりまとめると、「考え方の違いがあるメンバーが集まった方がいいよね。」というもの。

もっとぜいたくを言うならば、「文化」とか「価値観」とかが、まったく違う環境におかれていた同士が集まった方が、「多様性の効果」を十分に発揮されるのですが、そんな「学校」、「職場」ばかりではありませんものね。

さて、小学校はさておき、「職場」ともなると、わりと同じ「理念」というか「価値観」をもった人たちが集まってきます。

それは、就職する際に語られる「御社の~」みたいなもので、就職する側が選択しているからに他なりません。

そのような状況から考えると、「多様性」があるように見えて、「少しだけ掘り返してみたらつながっている」なんてこともあり得ます。

それは、よいことでもあり課題でもあるのですが、「課題だ」と意識しないと、いくら会議を開いたところで、発言権の強いベテランに結論をもっていかれてしまいます。

だからこそ、会議を開く前提として、そこに参加する「チームメンバー選定」が非常に重要となるわけです。

ここで1つ事例をご紹介します。

スイスの食品・飲料品大手のネスレはご存じですね。

ネスレでは、社員のモチベーション向上策の1つとして、チーム編成を、

「エキスバート5%、1~3年目が85%、そして、新卒10%の割合でチームを編成すること」

と定めているのです。
#ルーキー・スマート

見て分かるように、明らかに「新人が意見を出しやすいような編成」を心掛けています。

というのも、経験を重ねるほど、根本的な問題点に気づきにくくなってしまいます。

しかし、新人には、「その業界の当たり前」なんて概念はありません。

そんな新人が発する「純粋な疑問」にこそ、イノベーションのヒントが隠されている可能性があるのです。

思い起こせば、先生になり立てのとき、「学校の伝統」と呼ばれるような取り組みに対して、日々、「なんで?なんで?」という強い問題意識を覚えていました。

しかし、「そういうもの。」と自分を自然と納得させ、現場に馴染んでいったぼくからすれば、あのときの問題意識はもっと大切に議論するのに値したのだなぁと思います。

時代に即しているのは、いつの時代も若者であり、ベテランの価値観というのは、最新の注意を払わないと”ずれ”がちになってしまいます。

ぜひとも、「チーム編成」をするときには、新人が「なんで?」と言える雰囲気づくりを心がけてくださいね。

▼まとめ。

本記事では、「組織の改革は、新人がヒントを握っている!」という内容をまとめました。

年齢には、どうがんばっても抗うことはできません。

せめて、気持ちだけは、新人でいたいものです。



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