見出し画像

オンライン化による小学校の可能性。

本日は、在宅勤務でした。

やはり、実際にやってみて分かることはありますよね。教師の在宅勤務。今までの記事で「教材研究をする時間がほしい。」と散々主張しておきながら、実際に時間ができると、「できるか分からない授業をつくるってのもなあ。」というモチベーションの低さ。本当に自分勝手な僕。

とは言いつつもイメトレしました。授業をつくるときは、いつも頭の中で、イメージ授業を展開してみます。その結果を踏まえ、ワークシートや資料などを作っていくのですが、頭の中の子どもたちも若干元気ない様子でした。

もう一つ感じたことは、

「教師の在宅は、あってはいけない。」

ということです。よくよく考えてみると、教師が在宅をしているということは、様々なお仕事の方々が、本当の在宅勤務ができていないのではないか。ということです。

我が家の場合、小学生、保育園の子どもたちは自宅待機となっている訳で・・・。やはり、「勤務時間」なんて単語を意識してくれることない訳で・・・。我が自治体では、「在宅勤務予定と実施結果の申請用紙」と「実際の成果物」を提出することで、認められるとなっています。先にも書いたように、教師の在宅勤務では、あくまでも「準備」しかできません。しかし、その日の成果を求められるような職種の方は、子どもと仕事の折り合いをつけるのが大変なのではないかと思います。今後、在宅勤務が一般化していくには、保育園様や小学校が、通常運営していること前提でないと難しいのではないかと感じた次第です。

オンライン化による教育方法の多様化。

巷では、新しい働き方や未来の教育について話題になることが多いですよね。僕も、今後の小学校経営についてどのようになっていくのか、自分なりに考えているのですが、確実に子どもたちにとって有益な方向へ変わっていくと信じています。

その中で、おもしろいと思ったのは、

「学習方法を選択する」

ということです。

現在は、みんなが小学校へ登校し、対面式の授業を受けることが基本となっています。しかし、僕みたいに不登校になるパターンもあります。教室には行けないけれど、保健室や校長室登校をしたり、ハートフル教室のような施設に通っている子どもたちもいます。このような選択肢の中に思い切って、

「小学校へ通うかどうか。」

というところから、選択することも考えてもいいのではないかと思うのです。例えば、

①小学校へ登校し対面授業に参加する。
②オンライン授業に参加する。
③ホームスクールで学習する。

のように、家庭で相談してその子どもに合わせた学習方法で学ぶことができると、「絶対に学校へ行かなければならない。」と自分で自分へプレッシャーをかける僕のような子どもは、力を存分に発揮できる場所や方法が見つかるのではないかと思うのです。

もちろん①②③を組み合わせて、必要な時だけ小学校へ登校して授業するのもあり得ますよね。例えば、学習の終末。みんなで成果を発表するような場面。家庭でまとめた成果物を持参して参加するような。

このように、

「子どもが、自分の可能性を伸ばす方法を選択して追究できる。」

世の中になればおもしろいなあと思います。小学校は、あくまでも選択肢の1つのように。

僕が、個人塾を開こうと思い立った理由も、

「現在の小学校のシステムでは、『個人』のニーズに対応できない。」

という限界を感じたからです。小学校は、子ども同士の学び合いを助けることができる1つの空間として存在すると共に、子どもの興味・関心をとことん追究できる時間を十分に確保すべきです。

しかし、現状のカリキュラムでは、英語の教科化が示しているように、「子どもがやるべきこと」を増やし、教師が子どもたちのために、柔軟に使える時間はますます減らされています。

本当に必要なことは、

「子ども自身が自己理解を深める時間。」

だと思うのですが、そのような教科に位置づかない時間は、確保しずらくなっていくのが現状です。

学校教育が見直され、大きく変革している今だからこそ、子ども一人ひとりにとって大切な学びとは何かを問うチャンスだと思うのです。

いただいたサポートは、地域の「居場所」へ寄付させていただきます!