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【学級経営】「海賊」に学ぶ「集団づくり」のこつとは。

乗り物には、めっぽう弱いJUNです。

修学旅行の楽しさよりも、移動手段であるバスへのプレシャーにおしつぶされてしまうタイプ。

そんな僕が、絶対になることはないであろう「海賊」についてお話したいと思います。

ぶっそうな話ではありませんので、どうぞ読んでみてくださいね。

▼「海賊」に学ぶ「集団づくり」のこつとは。

多くの人は、人生の多くを「組織」の一員として過ごします。

子どもの頃は、「学校」であり、大人になったら「会社」に所属する人が多いですよね。

もちろん「組織」には、「管理」する人がいます。

「学校」でいえば、「先生」であり、「会社」であれば「社長」でしょうか。

もちろん、大きな組織が「小集団」に分かれて統括されている場合もあるので一概には言えませんが、とにかく、「従うもの」と「従わせるもの」がいるのです。

そんな関係性で最も大切なのが、

「どのくらいのレベルの主従関係を築くか?」

ということです。

もはや、自分で考えることなんて許さない「がっちがち経営」か、個性重視の「自由経営」か。きっと、今の「学校」は、がっちがちから少しずつ個性重視になってきているのではないかと、個人的には信じています。
#願いよ叶え

僕たちが、必ず一度は所属する「組織」の在り方について調べていったところ、どうやら「海賊が熱い!」ということが分かりました。
#熱くなっているのは僕だけ

「何が熱いのか?」というと、どうやら「海賊」は組織づくりがめちゃくちゃ上手で、人手不足が起きなかったというのです。

当時のイギリス海軍が、兵士不足に悩み、強制的な徴兵に踏み切ったこととは対称的ですよね。

ここで疑問となるのは「なぜ、『海賊』がそんなに人気だったのか?」ということです。

実は、

「『海賊』は、めちゃくちゃ民主的で平等な組織づくりをしていた!」

ということが理由なのです。

非常に申し訳ないのですが、「海賊」と言えば、「乱暴な荒くれもの。ルール無用のやりたい放題」みたいなイメージがありました。
#海賊のみなさん本当にすみません

もちろん、全ての「海賊」が民主的な自由経営だったとはいえませんが、人手が不足しなかったのは事実。

では、「なぜ、そんな素晴らしい組織になったのか?」ということが気になると思うのですが、それは「海賊」の成り立ちを見ていけば納得です。

そもそも、「海賊」が生まれた経緯は、「横暴な商業船オーナーに対する抵抗」だというのです。もっと踏み込むと、

「当時の商業船のオーナーはかなりの独裁者が多く、船員から戦利品の分け前を奪い、抵抗したら処刑する。」

という横暴ぶりを働いていたのです。

そんな「略奪」への抵抗と、上層部への不満から「海賊」という組織は生まれていったということです。
#諸説あります

もちろん、「横暴な上司」に対する「組織」ですから、「海賊」は、必然的に民主的になります。

なんと、

「規則は全員一致で承認されなければならず、船長が暴君であれば、船員から不適切と判断され、その地位から下ろされてしまう。」

といった裏事情があったよう。

唯一、船長が絶対的な権限を発揮できるのは、「生死が関わる交戦中だった」ということですから、かなり、みんなの意見で運営されていたということでしょう。

さらに、「船長」になったからといって、極端に分け前が多かったということでもないらしい。

それよりも、「勇敢に戦った」とか、「標的船を最初に見つけた」といったような「組織」にとって有益な行動をした人に報奨金として一定額の手当てがもらえるという嬉しい仕組みでした。

長々と「海賊」という組織の在り方を絶賛してきましたが、結局何がいいたいのかというと、

「『組織』をつくるのであれば、そこに所属している人が、自分の力を発揮しやすいような環境を整えてあげることが大切。」

ということです。

学校で言えば、「子どもが自分で考えて行動できる環境」を「先生」が整えてあげることが肝心であり、「何でもかんでも先生が決める」という横暴な振る舞いは歓迎されないかもしれません。

「海賊」と「学校」の違いは、不満がたまっても「先生」を交代できないところ。

そのような条件下にある子どものことを尊重し、子ども自身の考えで作り上げられるような学級づくりを目指そうではありませんか!

▼まとめ。

本記事では、「子どもが主役の学級が最高!」という内容を書きました。

ちなみに、「海賊」って、乱暴で怖いイメージがありますよね?
#海賊についてしつこい

実は、海賊の「イメージ戦略」だったという見方があるのです。

「乱暴で怖いやつらというイメージを世間がもっていると、無駄な交戦を避けることができる。」

という「イメージ」を利用していた訳ですね。

なかなか、奥深い「海賊」の世界。

「学級経営」だけでなく、「先生」としての戦略にも使えそうです。


こんなマニアックな教育観を語るのも、ときにはおもしろいですよ!




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