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【勉強法】「話し合い」を充実させる「人数」や「メンバー」とは。

「打ち合わせ」が極端に好きではないJUNです。

そんな僕だからこそ、必要な「話し合い」と必要のない「話し合い」があることに敏感です。

そして、先生というのは職業柄、「話し合い活動」をかなり重視し、授業の中にうまく位置づけています。

しかし、ときには、「いや、それ、話し合う必要ある?」みたいな雰囲気に包まれることもなきにしもあらず。

では、「話し合い」を本当に価値のあるものとするためには、どのような視点をもつことが大切なのかをざっくりシェアさせていただけたらと思います。

▶「話し合う」ことの「必然性」。

まずは、「話し合う」前提を確認しておきましょう。

先ほども触れましたが、「話し合い」には「必然性」がなければなりません。

ありがちなのは、

「何かしら選択肢があるから、取り敢えず話し合おうか。」

というもの。

このような、ふんわりした目的で話し合いを開催すると、

「どっちでもいいよ!」

という結論になりがちです。

「みんなで話し合って決めることが大切。」という価値観を大切にしていることは分かりますが、ときには、「こうなりました!」と宣言をしてもらった方がありがたいこともありますのでご注意を。

▶「話し合い」に適した「人数」とは。

さて、実際に「話し合い」を行うときの選択肢として、「グループを何人くらいにするか。」というのは迷いどころ。

結論からすると、

「なるべく小集団がよし!」

ということは確実です。

根拠となっているのは、「拍手」を用いた実験です。

ある集団に「拍手をすること」を求めました。すると、

「小集団の方が、精一杯拍手をする。」

ということが分かったのです。

「大集団になると、まぁ、人数が多いからこのくらいの拍手でいいか。」

という油断を招くということなのです。

何事もそうですが、「だれかがやってくれるだろう。」という他責の念は、グループ活動として機能しているとは言えません。

一人一人が主役になることができる人数設定が必要不可欠なのです。

▶「話し合い」に必要な「メンバー」とは。

最後に、グループをつくるときに意識したい「メンバー構成」について考えていきましょう。

結論を言うと、グループ構成は、

「多様な考え方をもつメンバーが良い。」

ことは言わずもがなでしょう。

もちろん、グループ構成だけでなく「話し合い」の価値は、

「多様な意見が交流され、自分の考え方を広げたり深めたりすること。」

に尽きますよね。

「みんな同じ意見」であれ、「最初から話し合う意味はない。」のですから。

ちなみに、「話し合い」をより深めるためには、

「自分の意見を持ち寄る方式。」

が望ましいでしょう。

学校であれば、次の話し合いに向けて、「自分の意見を準備」しておき、話し合いがスタートしたらすぐに交流を始めることにより、時間が区切られた話し合いを充実されることができます。

▶まとめ。

本日は、「話し合いは、計画的に!」という内容をまとめました。

ちなみに、「話し合いのリーダーを決めておく」ということは、高学年では有効です。

「話し合い」に対して自分事であればあるほど意見に思いがこもる反面、自分と立場の違った意見を受け入れられなくなるなんてことがあるかもしれません。

そのような状態で、時間いっぱい話し合っても結論が出ないなんてことがあるでしょう。

そのようなときは、「話し合いのリーダー」のような人物が最終的な判断を下すということも必要です。

と言いながらも、そんな熱のこもった「話し合い」を実現すること自体がなかなか難しいのですが、僕も心も初心に帰って、充実した「話し合い」を実現できるよう実践を積み重ねていこうと思います。


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