間違えると恐ろしい!「ブーメラン効果」
有意義な個人面談を終え、夏休みを迎えることができたJUNです!
個人面談は、子どもに対する自分のみとりと、親御さんのみとりを擦り合わせる大切な機会ですからね。短い時間を有効に使いたいものです!
本日の記事は、子どもへの対応だけでなく、保護者との関係性も左右するブーメラン効果を紹介します!
▶関係性が全てを左右する
これまでの記事でも一貫して、
「勉強を教える前に、子どもとの関係性を築くことが大事。」
という話題を書いてきました。
その理由は単純です。子どもの立場からすると、
「自分の話を聞いてくれる。」
「自分にとって友好的に接してくれる。」
という安心感で包まれていないと、いくら正論を振りかざして教えようとしても伝わらないのです。
それがまさに「ブーメラン効果」というわけです。
「信頼していない相手が正論で説得しようとしてくると、特別な理由がないのにも関わらず、反抗してしまいたくなる。」
ということですね。
教師側の立場からすれば、「子どものため!」と考えている気持ちは分かるのですが、厳しく言えば、
「『子どもにアドバイスができる関係性が築けているのか』を、まずは考えないといけません。」
だからこそ、普段からの接し方が大事ということですね。
▶絶大な「負の効果」を発揮する「ブーメラン効果」
さらに追い討ちをかけるようですみません。ブーメラン効果には、めちゃくちゃ恐ろしい側面があります。
例えば、学校の掃除の時間。
あなたのクラスに掃除に取り組んでいない子どもがいたとしましょう。あなたはどのような対応をするでしょうか。
様々な対応が考えらえれますが、まだ子どもたちとの関係性が築けていないようであれば、「注意する」という行動は危険です。様子見もかねて、
「掃除に取り組んでいる子どもに焦点化し、大いに称賛する。」
ことがベターでしょう。
危険なのは、
「大人の迫力で従わせる。」
という対応です。
確かに即時性はあります。恐怖で従わせるのは、「見た目」伝わったような気にもなってしまいます。しかし、この方法は、子どもとの心理的距離が離れる結果につながります。
さらに、最悪な状態へ続く道を進むこととなるでしょう。
この先に待ち構えている「最悪」とは、
「教師が掃除をしていないことへの疑問。」
を突かれることなのです!
あなたは、掃除をしていますか? もちろん様々な考えがあるので、なにが正しいのかは言えませんが、教師と子どもの関係性が崩れていると場合、
「子どもは教師の矛盾点に目が向きがちになる。」
という特性があります。
普段から正論を振りかざした指導をしている場合はさらに危険です。
その正論と教師の態度の違いを子どもは敏感に察知し、不満の捌け口として拡散していきます。
もうこれから待っている恐怖学級の結末は書くまでもありませんよね。
普段から主張していることに自分が矛盾した行動をとっていると、恐ろしいブーメラン効果が発揮され、著しく信頼感を失ってしまうのです。
この記事を読んで、「なるほど!」と思ってくださったのであれば、子どもとの関係性が崩れるはずないので記事の内容は不要だと思います。
しかし、若かかりし僕は、必要以上に「教師っぽくしないと!」という使命感からこのブーメラン効果を正面から思い切り食らいました。
自分の言葉が届くかどうかではなく、「聞いてもらえない。」苦しみは、なかなかのものです。
ぜひ、未来を担う職場の若手に「ブーメランをやたらめったら投げてはいけない!」とやんわりアドバイスしてあげてください。
▶まとめ
本記事では、「自分の言動・行動はブーメランだ!」という内容をまとめました。
人の振り見て・・・。と言いますが、子どもに対して直接的な影響力のある大人だからこそ、まずは自分の言動や行動を振り返らないといけないですね!
余談ですが、子どもとの関係性は間接的に保護者との関係性にも影響を与えます。
印象は大事!!
結論。自分の信じていることは、自分の言動や行動によって具現化し、その姿を見せてあげることが大切だということですね!
僕も常にわが身を振り返って矛盾しないような人生を送れるよう頑張ります!
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