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書かずにはいられなかった

 ※今回は自分の感情や思考を整理するために書かせてほしい。

 noteという全体公開の場で書くようなことではないのかもしれないが、昨夜施設の入所者にコロナ感染者が出たと聞かされて不安であるというような話を、Xのサブアカ、およびフェイスブックの友達限定公開で書いたところ、「不安な気持ちは分かるけど、施設の関係者が読んで誰だか特定できるような話を書くのはどうかと思う」というようなご指摘を受けた。
 確かにその指摘はごもっともである。頭では分かっているのだが、その一方で、「他の人たちの方が私よりももっとやばいこと書いてるのに、なぜ私だけそんなこと言われなきゃいけないの?SNSぐらい好きなこと書かせてよ」とものすごく腹立たしくなるのも正直なところだ。
 本来なら謝罪のリプや投稿をするべきだったのかもしれない。しかしその時は腹立たしさの方が勝ってしまい、半ば感情的に当該投稿を削除してしまった。

 この件について少し言い訳をさせてほしい。
 私の現在のメインの投稿場所はここnoteである。
 noteでは訓練施設での生活を発信しているとは言え、全体公開の場所で、入所者にコロナ感染者が出たというような、その人のプライバシーに関わるような話題を書くのはさすがにまずいだろうと思った。だから鍵アカにしているXのサブアカと、フェイスブックの友達限定公開というクローズの場所なら、どちらもフォロワーさんしか見られないし、該当の利用者さんと直接繋がっている人もたぶんいないはずだからだいじょうぶだろうと、私なりに配慮をしたつもりではいた。
 それでもまだまだ配慮が足りなかったようだ。このことにかんしてはとても反省している。

 しかしさきほども書いたように、他の人の方が、例えば会社の同僚や上司、あるいは元彼や女友達や義理の家族との間でのかなりえぐいネガティブな話題を、全体公開の場で、見た人によっては誰のことなのか特定できそうな状態でもつらつらと書いているではないか。なのになぜ私だけ投稿についてあれこれ言われなきゃならないの?他の人たちの方が私よりももっとえぐいこと書いてるじゃん。
 と、今回の件に限らず、自分の投稿を指摘された直後はいつももやもやした気持ちになるのも正直なところだ。

 私はただ、入所者にコロナ感染者が出てしまったことへの率直な不安を書きたかっただけなのだ。その利用者さんを陥れるつもりも、フォロワーさんに対して不快な気持ちにさせるつもりも全くなかった。その時の私はその率直な不安を書かずにはいられなかったのだ。
 きっとインフルエンサーや著名人など、ネットでの投稿や発言が炎上してしまった人はこういう気持ちなんだろうなあと思う。その時の自分の率直な感情や気持ちを、衝動的に書かずにはいられなかったのかもしれない。今書いているこのnote記事だってそう。

 しかしもちろんインターネットは匿名性や限定公開だからといって、なんでもかんでも書いていいわけではない。書いて良いことと悪いことがある。
 常識やモラルを考慮する必要だってある。そして自分の発言には責任を持たなければならない。
 もちろんそれらのことはよく分かっているつもりだ。
 それでも人間ずっと冷静ではいられない。友人や家族に愚痴を言うような感覚で、SNSに自分のネガティブな本音や感情を吐き出したくなる時だってあると思うのだ。
 こんなことを書いたら読んだ人を傷つけてしまうんじゃないかとか、否定されるんじゃないかとか思ってばかりでは何も書けなくなってしまう。それもまた心苦しいじゃないか。

 しかし一方でネットに投稿する以上は、いろんな人の様々な意見があって、時には厳しいご指摘がくることも覚悟しなければならない時もある。
 なかなか悩ましいことではあるが、ネットで活動し続けていく以上避けては通れない問題なのだと思う。

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