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小児の理学療法って難しい??

こんにちは。
リハテーラー横浜都筑の久保瑛です。


私は2016年にリハテーラーに入社しました。
それ以前は成人、高齢者を対象にした回復期リハビリテーション病院で働いていました。


脳卒中や骨折後のリハビリを担当しながら在宅に復帰する為のリハビリを行う病院ですので、
患者さんの希望はご自宅に帰ること、復職すること、旅行することなど病前にできていたことがまたできるようになることを望まれ、そこに向けてリハビリをしていきます。


当然、目標というのも本人やご家族の希望から短期目標、長期目標と立てていくことが多いので、そこに向けて患者さんもリハビリに取り組まれていました。



現在、私は放課後等デイサービスで働いています。
ここに来るご利用者は重症心身障害児の方々です。


ほとんどの方が生まれながらにして障がいがあり、元々できていたことが出来なくなったということは少なく、これができるようになりたいと言ってくれる子はほとんどいません。


保護者からの希望として、

「体が硬くならないようにしてほしい。」
「今できていることができなくならないようにしてほしい。」
「将来的に変形や拘縮が進むのではないかと心配だから、ケアしてほしい。」


ということが多く聞かれます。


成人だけを見ていた私は、当初、子どものリハビリに対して何をしてよいかがわからず、硬くなった関節の可動域訓練やストレッチといった保護者の要望を目標としたリハビリを行っていました。

その中で、

「本当にリハビリをしないと、変形や拘縮がこのまま進んでいくのだろうか。」
「体が硬くならないようにというのは、具体的にどんな動作が必要なのだろうか。」
「関節の可動域が狭まると、生活上どんな場面で不便と感じるのだろうか。」

と考えることがありました。

もし可動域が狭まることで生活上何か困るのであれば、その点を考慮しなくてはなりませんし、将来的にできなくなることを恐れるのであれば、現状できていることが将来も維持できるかどうかを見極めなければなりません。



小児と関わる中で乳児期、幼児期、学童期、青年期と年齢によって求められることは変わっていきますし、障害の特性も1人1人異なります。


その子が「いつ」「どこで」「どのように」生活していくのかを具体的に考えていく必要があります。




それらがあって初めて、その子の目標とは何かを考えることが始まります。



弊社では社員全員がOJTを実施し、お子さんの目標についての自身の考えをアウトプットする機会があります。


その子がどんな場面で何をしているのか、そのときの情景を具体的にイメージで描いていけるといいですね。と弊社のスタッフから教わった時に、まだまだやれる事がたくさんあると感じました。



リハテーラーには大切にしている価値観があり、その中に
"子どもたちの未来を創造(創造)します"
という言葉があります。



"日常を一緒に過ごす中で、お子さんの将来を想像し、生活上の様々な選択肢を広げていけるように、未来を創造していきます。"


"ご家族の願いと支援者の願い(missio)、本人の願い(vision)、それらのうち優先すべき物事(value)を思考し、必要なことを支援していきます。"


"医療者として予期できる二次障害に対し、必要最低限の出来ることを判断し取り組みます"




お子様の為に何が出来るかを考え、そこに向けて社員全員が取り組んでいます。





小児の経験はないけど、興味がある方
在宅でリハビリをしているけど、小児のリハビリがよく分からないという方、是非一度見学に来てください!
一緒に学びながら成長していける場があります。
ご応募お待ちしています!



リハテーラー横浜都筑
理学療法士
久保瑛