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【詩】夜を見送る


明るくなっていく夜を
瞬きもせず見送りながら
眠らなかった心を起こす
 
夜の間に住み着いた
淋しさ色の空虚さも
侘しさ色の静寂も
 
動き出す時間の音が
心の淵へと沈めていく

今日こそは
夜にその日を終えれるように
想い出に
心が向かわないように






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