見出し画像

草花と、私。 Vol.5「新しい年」

今年初めてのノートです。
昨年還暦を迎え、人生の大きな節目を迎えました。
その中で考えた事、感じた事などを今年は整理して前に進みたいと思っています。

しみじみ思うのは、「生きている時間には限りがある」という事。
それが母の介護や、自分の体力などからじわじわと身に沁みてきます。
それは後ろ向きな感情ではなく、とても前向きな感情だと思っています。

これからの生きていく時間は、少しでも自分が幸せを感じるようにしていきたい。その為にはどうすれば良いかな。

「何の為に生まれてきたか」

この問いは、誰もが楽しい時も苦しい時も思ってしまう事。
目標を達成した時の喜びを噛み締め、「この為に生まれてきた!」と思う時。
辛い事や苦しい事が続いて、「何の為に生まれてきたのか…」と涙する時。

このようなことを考える時、私はいつも「どんな人も幸せになる為に生まれてきたのだ」という答えにたどり着きます。

自分は勿論、家族、友人、大切な人達、そして全く会った事のない人達もみんな幸せになる必要があります。

幸せになる為には何をすれば良いかを考えて行く。

自分を犠牲にしてまで行う事は間違っていますが、自分なりの答えを見つけて、うまくいくことを祈る。
祈る事しかできない状況でも、その願いは届くと信じています。

新しい年になり、また新たな気持ちになるのはありがたい事です。
やはり節目は必要だなと思っています。

進んでいく道も、ゴールがあると進みやすいし、山も頂上があるからそこまで登りたいと思えます。
目に見えるゴールを自分の中で設定することはとても大切なことだなと日に日に感じるようになりました。

でも目に見えないゴールもあります。
それは自分がこの世界から消える時、「人生のゴール」です。
いつ、どこでやってくるかわからない。
決して見えないけれど、そのゴールまで私は急がないで、時々道端の草を摘みながら、空を見上げながらゆっくり散歩をするように歩いて行こうと思っています。

今までは理想とする目標に向かってダンプカーで進む如く勇ましく進んできましたが、もう少しゆっくりと、大切にしていきたい事を守りながら、自分でできる事を見極めて丁寧に進んで行きたいです。

幸せは自分が決めると、相田みつをさんもおっしゃっていました。
その通りです。
どんな生き方も、人を痛めつけるような事でない限り全て正しい。

歳を重ねる事は悪くないなと、日々感じながら過ごしています。
「何の為に生まれてきたか」
この問いを心に留めて、前に進みたいと思っています。

Kuriki Mikiko

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?