子供はみんな知っている、いま自分に必要なものは何か?を。
4月から新生活がはじまり順調に登園していた息子でしたが、休日にあった園行事をきっかけにすっかりバランスを崩してしまい、突如「幼稚園に行きたくない」が始まりました。
休日行事の翌朝は「2回休んでない(←5回行ったら2回休むサイクルを知っている)!疲れたから、行きたくない!」と数十分泣きわめき、急遽母に来てもらってお休みすることに。私たち大人もそれなりに疲れていたのでその気持ちはよく分かったし、明日からは行くよと約束して1日を終えました。
ですが、予想は的中しその翌日もそのまた次の日も「お休みしたい」と言い出し、朝からなんとか気持ちを盛り上げて登園させる日が続きました。また、登園はできても家ではちょっとしたことで癇癪(かんしゃく)を起こすことが増えて、身重で動きも鈍ければ精神的に疲れやすい私にとっては耐え難い苦痛。次第に怒りっぽくなる私と癇癪がエスカレートする息子の悪循環でした。(よくよく調べてみたら、“赤ちゃん返り”でした)
こういう時こそ易&風水。
息子がいまどんな状態かを見てみたら、案の定身体も心も弱りきっていて、周りから一切の助けを得られない状況。
加えて、これまでは私と息子の関係は、私が息子にとって「友達」のような存在で彼のエネルギー源だったはずが、妊娠をきっかけにいわゆる「親」的な存在として、子供が子供らしく在ることを阻む、望まない環境や常識を押し付けてくる人になっていました。※親自体が悪いということではなく、親の役割がここに書いたようなものに陥っていることが問題だという意味です。
この2つが主な理由で、現象としての登園拒否や癇癪が起きていました。
早速手をつけたのが私の「母」としての在り方。気持ちを切り替えるのに1~2日かかりましたが、なるべく息子と同じ目線で息子の意を汲んで歩幅を合わせるように接しました。降園後も家事は後回しにして、まずは一緒に遊ぶことを優先。そうしたらほんの2日で持ち直し、癇癪はほぼなくなりました。
ただしこれだけだと片手落ちで、息子自身が弱りきっている状態をなんとかする必要がありました。著しく不足していたのは「水」のエネルギー(※)。これは、場所だと海や川、食事だと塩やミネラル、ビタミンBが豊富な食材を指したりします。
梅雨はいったいどこへ行ったのか、連日暑い日が続いていたので、行くなら水族館かなぁと考えていたところ面白い出来事が起こりました。
「水」が足りないことを認識したその日、もちろん本人にはそんなことは伝えていませんが、夜おもむろにぬいぐるみを並べ出して、以前に水族館で買ったイルカを手に取り「イルカさんと一緒に寝る!」と言い出したのです。ぬいぐるみ好きで事あるごとに買っていたので、いまやコレクション(?)は30以上、イルカなんて久しく手に取っていなかったのでさすがに驚きました。
そしてその2日後ぐらいには突然「海に行きたい!!」と。猛暑で気が進みませんでしたが、海コールは週末まで続いたので近くの海浜公園につれて行きました。遊んでいたのはほんの1時間程でしたが、大喜びで「楽しかったー」と珍しくご満悦。そして何より週明けには、この2週間ほどの行き渋りはなんだったのか?と思うぐらい、ご機嫌に登園して行きました。次の日も、そのまた次の日も。
この一連の出来事で私が感じたことは、
「子供は自分にいま何が必要かをよくわかっている」
ということでした。
私たち大人は、常識や前提、制約に環境要因などさまざまなことが相まって、自分に必要なものや本当にやりたいことが見えづらいということがよく起きます。子供、とくに3歳といったこれから益々知恵がついたりと発達していく段階の子供たちは、きっと純粋に今を生きている分、自分に必要なものややりたいことをありのままにキャッチして誰かに伝えることができる、そう感じさせる出来事でした。
「海に行きたい」は、事前に情報を得てなければ、私も体調が万全ではなかったのでスルーして水族館に連れて行っただろうなと思います。子供が伝えてくる“突拍子もない何か”は、突拍子もないからこそ大事に汲み取る必要があって、できる限りでこの実現の手伝いをしてあげること、それが育む、そして子供と一緒に生きるということなんだろうなと思いました。
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