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過去にとらわれると開運しない

最近しみじみと思うことは、自分の身に起きたこと、そして今起きていることにとらわれると「開運しない」ということです。
少なくともすごく開運しづらい。

ここでの「開運」とは、今の延長線上には早々起きないであろう飛躍や進化のことを意図しています。

“私は〇〇だから
 親が〇〇だったから
 こんな環境で育ったから
 会社/パートナーが〇〇だから
 努力しても上手くいかなかったから”

過去にあったこと、そして今自分の身に起きていることは、事実なので変えようがありません。そういう意味では、これらの出来事と自分の現在(いま)は因果関係にあるわけですが、ここであらためて考えたいことは「そこに留まってしまうと、未来は過去の延長線上にしか存在しない」ということです。

◆時間と陰陽

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古代中国の自然哲学に陰陽(論)というものがあります。これは簡単にいうと「物事を二つに分けたものの見方」なんですが、

過去・現在・未来という時間をこの陰陽で整理すると次のような関係で表現されます。

※【陰】とは目に見えない世界
  【陽】とは目に見える世界

🕛 過去(陰)と 現在(陽):【 因果】の関係

過去はいまは目に見えないもの、現在はいま目の前にある世界。起きたことをどうとらえるかといった解釈の余地はあれど、過去の結果として現在があるため、この二つは【因果】の関係にあります。

🕛 過去(陽)と 未来(陰):【因縁】の関係

過去は実際にあったこと、未来はまだ見ぬこれからの世界。過去にあったことを起点や前提にして未来をとらえると、"原因の延長線上にある未来”になるので、これらは【因縁】の関係にあります。

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過去を起点にして現在や未来との関係性を知ると、まるで「過去がすべて」といわんばかりに、人生とはなんて窮屈で閉塞感のあるものなんだろうと感じてしまいます。

では、もし現在と未来の関係に焦点をあてるとどうでしょうか?

🕛 現在(陽)と 未来(陰):【縁起】の関係

現在はいま目の前にある世界、未来はまだ見ぬこれからの世界。望む未来を実現するために、いま目の前にある現在に目を向けた行動が求められます。未来がより良くなるよう行動することを”縁起”といい、現在と未来は【縁起】の関係にあるとされています。(現代では少し違った意味で使われがちですが、縁起は本来「良いことが起きるかも」といった未来を予測することではありません)

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過去との因果の延長線上で物事を考えたり人生をとらえると、やっぱり未来は過去の延長線上にしかないので、いまある現実を変えたい、進化させたいと思ってもそう簡単には変わりません。

ですが、いま確実に自分の手元にある「現在」に目を向けて、自分が望む未来とを一本の線を結んでみると、

その線を辿るためには
どんな心の在り方や環境が必要で
どう過ごしていけば良いのか、
足りないものはないか、
手放すことはないか、
そんなことが浮き彫りになってきます。

現在と未来との間にあるギャップを知り、
今やるべきことに目を向けて行動する。
そしてこれをただ愚直に続けるだけ。

望む未来を実現する方法って、本当はすごくシンプルなことなんじゃないかと思います。未来は"まだ見ぬこれからの世界"なので如何様にもできる。

過去の延長線上に望む未来があればそんなことは不要ですが、そうではないとき、

往々にして
自分の価値観をアップデートしたり
これまでの人間関係や環境を見直したりと、
これまで大切にしてきたもの・大切だと思ってきたものを手放す
ことが求められます。

裏を返すと、そうまでしてその未来を実現したいのか?を問われているとも解釈できますよね。

開運には、この決断と行動が必ず問われます。(関連記事:運気は自分次第で上げられる

人生とはひとっ飛びにして何かが成されるものではなく、こういう決意と行動の積み重ねが実を結ぶものだということ、私自身も易や風水に親しむ中で痛感する学びです。

縁を起こすと書いて「縁起」、いい言葉ですよね。

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