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大人の階段は一方通行か相互通行か

先日、こんなおもしろい話をしました。

大人の階段は、一方通行か、相互通行※か。
(※この場合、相互に行き来できるという意味。)

金曜、遅くまで残業して、
お風呂上がりに冷えた缶ビールを飲んだとき、
最高の気分だったってことを友人に話したら、
大人の階段上りきったって感じね!
って言われました。

上りきったってことは、あとは下りるしかないよね〜
って何気なく答えたら、
そもそも大人の階段に、下りるとかあるのかしら?
って話になりました。

その友人の、
大人の階段は、一歩通行なのか相互通行なのかという発想、
おもしろいなと思いました。
そして彼女は、
大人の階段を下りることはなくて、
踊り場(前に進まずステイするという意味)があるのかもね、
とも言っていて、
なんというか、たしかにって妙に納得しました。

それで自分でもちょっと考えてみて。

わたしなりの回答は、
踊り場付きの一方通行です。
しかもやっかいなことに一段一段高さが違う階段です。

一度大人になったら、
きっと後戻りはできなくて、
(知ってしまったことを知らなかったことにはできないのと同じ理屈)
でもときには迷って悩んで前に進めなくなると思うんですよね。
それは踊り場にいる、ということなんでしょう。
今まで低い階段を上っていたのに、
いきなり高い階段に直面したら、めんくらいますよね。
そういうときは、踊り場でひと休憩しましょう、
ということでもあると思います。

これまでの経験だと、失恋は高い階段で、
ちょっと高いブランド物を買えるようになったことは、
低い階段のイメージ。

じゃあ、その大人の階段を上りきった先にはなにがあるんでしょう?

きっとそれは誰にもわからなくて、
その正体を知るために、
人は好むと好まざるとにかかわらず、
大人の階段をひたすら上っているんでしょう。

行きつけのカフェで、こんなことをぼんやり考えながらコーヒーを飲む。
また一段、大人の階段を上ったのかな(笑)

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