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生きてるだけで偉いんだ。

私は俗にいう「つまらない人間」だ。
視野は狭く、面白いことを言えないから個性も目立たない。そして何よりも、場に合わないことをして浮いてしまうことが多い。

そんなことをしているから結局は特定のコミュニティーから最終的に抜けざる得ない状況になったり、知らないうちに知り合いと縁が切れてしまうことばかりだった。

人に合わせようとしても、結局他人軸に合わせてばかりで、「少しは自分で考えて、頭を使って動いたらどうなの?」と言われてしまう始末。

ただ生きているだけなのに、どうしてこんなにも難しいことばかりなんだろう。
臨機応変に生きることができないだけで、こんなにもハードモードになってしまうんだ。

周りの子は、自分にはない優れたところばかりを持っていて何一ついいことなんてない。
なんて自分を卑下し続けて生きていることが多かった。

でも正直私はそんな生活をしていて気が付いたことがある。
誰だって「生きているだけで偉い」と。

一見誰にだって簡単にやっていることだし、そんな最低限なことを褒められても嬉しくないって思われがちだけど少し待ってほしい。

当たり前に「生きている」ということは何よりも難しいことであると私は考えている。
命は一回限りのいわば片道チケットのようなもので、手順を間違えればあっという間に使い切ってしまう代物である。
人によってはその片道チケットを自分の手で使い終わらせてしまうことだってある。

しかもそのチケットを維持するには、人間として必要最低限の欲求を満たさなければいけないし、それ以上に臨むことがあれば、自分から動かないといけないことがある。

生きていると、病気にかかって自分でその命を伸ばすことが難しくなってしまう人もいるし、何かの事故や事件に巻き込まれて命を落としてしまうことだってある。

だから限りある人生の中で、ただ生き続けている人は本当に偉いと思う。

たとえ自分がつまらない人間だとしても、今を生きることができている。
私はそのことに胸を張って生きていこうと思う。


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