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オタクを頑張れなくなったはなし。

こんにちは。はなぶさりあむです。


わたしは去年くらいまで、とある女性アイドルグループを応援していました。
いわゆる「ドルオタ」でした。

とあるメンバーを応援していて、ライブに行ったり、イベントに参加したりして、推しから「認知」をもらって(顔を覚えられること)いたりもしました。


ですが、最近はめっきりオタ活から遠ざかってしまっています。
多分、これからも復帰することはないと思います。


その理由は、たくさんの情報のノイズに耐えられなくなってしまったからです。


ネットでは主要メンバーたちがこき下ろされ、誹謗中傷合戦。
運営に対する不信感でオタクの不満は募り、実際に不祥事や怪しい噂も絶えません。
いつの間にやら、卒業メンバーからの暴露話やリークまで。
ネガティブな情報には事欠きません。


どんなにメンバーが素晴らしい活動をしていても、注目するたびに入ってくるノイズ。

わたしは次第に疲弊し、オタ活から遠ざかっていました。


わたしの推しはグループから卒業し、芸能活動を続けています。
いまは、頑張って活躍している姿を、少しだけ陰ながら見守っている状況です。
いわゆる在宅オタというやつです。


一方で、昔から好きな音楽のことは、まだ情報を追えています。
ラジオやYouTubeから新しい曲やアーティストを深掘りし、お気に入りを増やしています。


これらの趣味と、ドルオタ活動との違いは、情報量の多さだと思います。


例えば、海外アーティストの場合、一次情報は外国語ですから、理解できなければ情報を得ることができません。

「このアーティストめっちゃいい!」と思っても、YouTubeのコメント欄は英語だらけ、日本語版Wikipediaがないなんてことはザラです。

かろうじてディスコグラフィーはAmazonから知ることができても、メンバーの変遷やこれまでの活動遍歴、ましてやメンバーのパーソナリティは全く分からないまま、ファンを名乗っている状態が長く続くこともあります。
(たまに、バンドだと思っていたら、ソロプロジェクトだったことを後で知ることも少なくありません)

何よりまず、得られる情報が圧倒的に少ないので、自然とノイズも小さくなります。


好きだけど、よく知らない。

それがいいのか悪いのか、わたしにはよく分かりません。
「詳しいことこそオタク」なのだとしたら、わたしはきっとオタクではないのでしょう。


情報に精通していて、最近の動向にも詳しく、他のファンとも交流があり、たくさんお金を落としている。

そんなオタクには、わたしはもうなれる気がしません。
なんだか、疲れてしまって。
少し悲しいです。


いま楽しくオタ活している方は、本当に幸せそうだなと思います。

一方で、どこか辛さを抱えている人がいれば、それは何も間違ったことではないと、伝えたいです。
楽しさの中に辛さがあったり、楽しさを上回る辛さがあったり、さまざまだと思いますが、どの感情も間違いではありません。
どうか、その辛さを受け入れてあげてください。


疲れた元オタクの文章は以上です。


また明日ね。

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