自分に素直になるということ
やりたいこと、ライフワーク、自分らしい仕事、好きなことを仕事にする…
5年間ずーっとそれを追い求めてました。
見つからないままとりあえず今年フリーランスになり、シナリオライターという職業に辿り着き、なんとか会社員時代の1/3ほどくらいを稼げたこの10ヶ月。
楽しいっちゃ楽しいし、いいクライアントさんにも恵まれ、自分の自由に描くストーリーだってたくさん書けて、それの映像化までできて。
やっぱこれなのかなぁ。これが私の本当にやりたかったことなんだろうな…。もっと自由に描きたいし。上達したいし、映像化もたくさんしたいし。
ということで一旦落ち着いてたんです。
ですが、やっぱり心のどこかにはもやもやがあって…。気にするほどでもないほどの、小さな小さなもやもや。
そんなもやもやをとある出来事をきっかけに解消することができ、本来の私と一致する=自分に素直になることで、何度も終わったと思ってはまだ続いていた自分探しが今度こそ完全に終わりました。
今までにないほどの納得感の中、今日はその話について書いていきます。
* * *
先日私は「本来の自分と一致するため」の壁に二度ぶつかりました。
その壁の一つは、結婚してから頑なにダメだと思い込んでいた私らしさの一部であるトキメキを封印していたことによるものでした。
元々惚れっぽいところがあったため、お仕事の面でもプライベートでも男性を避け続けてました。ビジネスするのにも男性相手はダメだと思っていたし、大好きだった俳優やアスリートの推し活も気が乗らない。
何となく張りのない日々の原因の一つは確実に推し活な気がして、ひとまず推し活を始めました。ハマりきれないなぁと思いながらもゆるくドラマを見たりスポーツ観戦したり。
ただ、仕事面では男性が怖かった。もしときめいたりしてしまったら、家庭が壊れるかもしれない…。そんな思いが拭えませんでした。
そんな時、ずっと忘れられなかった人から10年ぶりに連絡が来たんです。人生で一番好きだった人。私の中で特別な人でした。普通に、ときめいてしまいました。
けれど不倫はしたくない。でもこのときめきはどう折り合いをつけたらいいのか。自問自答で上の空の日々…。
そんな中、推し活の延長で旦那と私の元職場であるバスケチームの観戦に行きました。そこである選手にどハマりしてしまいました。
寝ても覚めても押しでいっぱい。待ち受けにして、それを見たら頑張れて。そんなこと何億年ぶりだ?!って感じでしたが、昔みたいにワンチャン狙ったりなんかの気持ちは一切湧かず、というか私結婚してるし元職場だしその選手10個下だし会場遠いし…とかそんな理由で、純粋に推せることを確信したのです。
そして彼にハマった翌日、あんなに悩んでいた忘れられない人を忘れました。笑
居た堪れない気持ちが昇華でき、さらに推しも見つかり、というか「ときめいても家庭は壊れないから大丈夫だ」と安心できた瞬間、いろんな気持ちが解放され、昇華し、悩みは解消、そして本来の自分と一致したのです。
そしてもう一つの壁は、育児です。子育てがものすごく辛くて、いつも嫌だなと思ってやってました。そんな自分も嫌で、ちゃんと向き合って子供を幸せにしてあげたいと思い、色々と考えた結果フリーランスになったのです。
けれど、何も変わりませんでした。先日引っ越してからはさらに状況が悪化し、環境を変えるだけではダメで、心が変わらないと何も変わらないと向き合う覚悟を決めました。
そして大号泣しながら一つ一つ向き合う中で、これは育児ではなく私がずっと逃げてきた人間関係の壁なのだとようやく認められ、やっと心でぶつかることができました。
ずっとバンジージャンプのように足がすくんでいて、その時も死ぬ気で飛び込みました。けれどそこはとても小さな段差に過ぎず、段を降りたらものすごく優しくて温かい世界でした。まだまだ実験中ですが、確実に私の心はアップデートされ、子供との関係もよくなりました。本来の自分で本当のコミュニケーションを人生で初めて築くことができたように思います。これからは育児以外のコミュニケーションもうまくできそう…そう思えるほど心がアップデートされた日々は、とても穏やかで清々しいものでした。
また大きな大きな心のしこりが取れ、本来の自分の純度が増したように思いました。
その渦中のある朝、朝起きてすぐに推しが上げていたインスタの素敵な投稿を見て、私も久しぶりに投稿をつくりました。
2022年、最後のウィッシュリストを作りませんか?というもの。そして自分と向き合う4つの質問をセットにして、アップしました。
これはインスタライブでもしながら自分も改めてやってみよう!と思って、数日後にライブをしたのですが、その時はプライベートが充実し始めて、正直仕事のことはあまり考えられていなかったんです。
けれど、やっぱりもやもやする(ライブの反省も含め)ので、翌日もう一度自分なりにイチからウィッシュリストを洗い出しました。
本当はどうしたい?
心の中を吐き出し、吐き出したものでいっぱいになった頭の中をきっちりと整理します。心が最優先。本音でぶっちゃける自問自答タイム。
そうして出てきたのは、やっぱり「物語の創作」でした。あとはマルシェとかのリアルの活動(これを便宜上「お店」とします)、最後にこれもずっといる「生き方」についてサポートする活動。
今までと変わらんやん、とちょっとガッカリしましたが、やっぱり何かが足りない気がしてました。
「生き方」はやっぱりコーチになったりするのは違うなと思っていて、「創作」や「お店」を通して伝えていけたらいいやって感じ。
だから「創作」でオーダーストーリーとかやって稼ごうかなぁ。
「お店」は自分が作るのはやっぱり違う気がするから、1日1組限定の自宅カフェにして(お菓子とお茶はセレクトして。)、対話できるカフェ兼サロンみたいなのがいいかも!可愛い雑貨とかもセレクトして、世界観を表現できる癒しの空間にしたい。
私の大切にしたい「ワクワク」と「癒し・美しさ」がこれで両方叶う。
いいじゃんこれで!何が不満?何が足りない?何がやる気のブレーキになってる?
やっぱりビジネスがしたいのか?
「生き方」を伝えたいのか?
じゃあなんでただビジネスしたり、ただ伝えるのは嫌なの?
そこで思ったことをひたすら書きました。そして、最後にぶっちゃけ…で出てきたのは、「人の人生にそんなに興味ないし、熱中できないからビジネスにしたくない」というやばめな本音。そりゃ今までその瞬間はやる気出たけどすぐに違うなってなるわけだ。ビジネスも生き方について伝えることも向いてない。もう諦めよう。これはやるべきではない。
そう思いけたのですが、じゃあ仮に誰なら興味ある?誰ならそれでも役に立ちたいと思う?と問いかけてみたのです。
すると「アスリート」と瞬間的に出てきました。
私はスポーツ選手が好きだったことを改めて思い出しました。プロスポーツが好き。何も熱中することがなかった幼少期にプロスポーツにハマり、全ての生きる源がそれでした。そのおかげでずっと満ちた人生を送れていたし、それで憧れたプロスポーツの世界で働くという長年の夢を叶えたそんな自分が誇らしかった。
私は好きなことにしか熱中できない。頑張れない。中途半端なことは興味ない。好きだという心のトキメキが私の原動力で、それがあればなんだって頑張れて、叶えられて、努力できて、命を燃やすことができる。
私は、本当はずっとそんな仕事を、生き方をしたかった。
でも、結婚したら男性を対象にした、ましてやときめく可能性のある仕事なんてできない。子供がいたらエンタメ界なんかで絶対満足いくまで働けない。好き!ときめき!が原動力のビジネスなんて、なんか馬鹿らしい。そんな思いで、本当はもう一度やりたかったスポーツ業界を自分の中で排除していたのです。
けれど、ここ最近昇華した二つの出来事で自分に還れた私は、本来の自分はトキメキがとても大切だし、推しをそういう対象ではもうみないこともわかったし、素直になっていいんだと自分で自分に許可を出せました。
さらにコミュニケーションがちょっと上手くとれる予感を感じる日々に、たとえどんな仕事をしたとしても、自分の心に還ることができるのなら、一番大切な人を大切にできると確信しました。
そうして、実はやりたいこと探しをしていた当初から考えていた「アスリートのセカンドキャリア支援」をマンツーマンでサポートする事業を始めようと決めました。アスリートに、夢の続きを描くサポートをしたいのです。
ちゃんと資格を取り、心理学や脳科学、業界のことももう一度一から学び直そうと思っています。スポーツ界にいる知人や恩師、現役選手やOBにも直接話を聞いて。
爆走で行動し始め、「あ、私、本当にやりたいことだったらここまで足が動くし、お金も出すんだ」って思いました。笑
めっちゃ怖いです。でも、心が動くし、これを決めてからの日々は明るいものでみなぎっていて、これをずっと望んでいたんだと心の底から感じました。
ウィッシュリストを作ってからここまでで3日しか経っていません。笑
そして昨日ふと思ったのは、それだったら一番やりたいのは「プロスポーツを通して子供に夢を届けること」だと感じました。アスリートのセカンドキャリアももちろんやりたい。けど、これが一番心の真ん中にある。
私がプロスポーツをきっかけに夢を掴み、人生を180度変えて充実させてこられたように、子供たちにも無限の未来を見せてあげたい。
そのために、この番組のようなアスリートの派遣事業をやろうと決めました。球団で働いてる時も、これをずっとやりたいと言っていました。ビジネスにならないからダメと言われ続けていたのですが…。自分で、何がなんでもやってやる!
私は「好き!トキメキ!を大事にしたい」ということにやっと素直になれて、本当にやりたいことを見つけることができたのです。
5年間の空白を経て、私はまたスポーツビジネス界に戻り、アスリートのセカンドキャリア支援とアスリート派遣、この二つの軸で進んでいきたいと思います!!
・・・
フリーランスになる前、何がやりたい?と書き出しまくったことの中にこれらはしっかりありました。なんなら10年以上前、プロスポーツ業界で働きたい!と思ってた時からありました。
自分の中でのトラウマや恐怖、思い込みによって、勝手に遠のけていたのです。
けれど、もっと早くこのことに気づき、フリーになる時に決断ができていれば…なんて思わなくて、全部の経験がここに導いてくれ、それらがあるから気が熟したのだと思いました。
だから、何を選んでも結局は理想に辿り着く。
何も選んでも正解というのはこういうことなんだと深く理解できました。
長くなりましたが、こんな小さな、時に意外なところから自分に還れたり人生を動かすことに繋がることもあります。
小さな違和感と向き合い続けたから、ここまで自分に正直になれました。
自分に素直になるってとても恥ずかしい。
でも、とても清々しいし、ものすごく何かが漲(みなぎ)ってきます。
愛、勇気、活力、希望…
毎日に潤いとハリを与えてくれることなのだと感じました。
これで私の自分探しは完全に終わりです。これからも発見の言語化は続けますが、どちらかというと新しいチャレンジの記録が多めになるかもしれません。ですが、アスリートもそうでない人もベースは同じだと思ってます。生きることに潤いとハリを与えられるような場所になれたらと思ってますのでらこれからもよかったら見に来てください。
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