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2048はマインドフルネス瞑想だ

2048というゲームがあるということを先週知った。
私は小さい頃から、ゲームとあまり縁がない生活を送っている。
周りの子は皆テレビゲームで遊んでいたが、
我が家は親の方針で、ゲームを与えてくれなかった。
やっぱり皆が持っていますからね、ほしいですよそりゃ。
でも、ほしいと言うとこう返事が帰ってくる。

「よそはよそ、ウチはウチ」

その代わり、宝塚歌劇の舞台に連れて行ってもらっていた。
月組の剣幸さんのトップ時代の東京公演はほとんど見ましたね。
天海祐希さんの新人時代をこの目で観ています。
いやー、観劇した時の歌なんか、いまだに歌えますもん。
だからゲームがなくても、あまり気にならなかった。

そんなゲームとはあまり縁のなかった私が、
先週からハマってしまったゲームが2048なのである。
このゲーム、同じ数字のタイルがぶつかると2+2=4、4+4=8というように
数字が足し合わされていく。ひたすらドッキングさせて、
最終的に2048のタイルを作ってしまおうというゲーム。
どうやら世間では、テトリスに近いくらい有名なゲームらしい。
私は元々、算数、数学、とにかく数字が苦手。
ちょっとしたお金の計算も間違えるし、
数字の5と6を勘違いして計算が合わないことなんてしょっちゅう。
計算や暗算ができるようになるハウツー本が
家に3冊ほど置いてあることからも、私の数字に対する苦悩が伺える。

そんな暗算のできない私にとって有り難いのは、
このゲームが偶数のタイルのみで進められ、
基本計算能力は必要としないことだ。
でも、ゲームをするだけで何だか、計算ができるような気になってくる。
はじめて2048のタイルが出た時は、もしかして私、
暗算得意になったんじゃないかと大きな錯覚をしたものだ。

あまり大きな声では言えないが、個人的には、このゲームには
マインドフルネス効果があるのではないかと疑っている。
ちょっと、集中力を高めたい時、2048をやると、
頭がサクサク動く気がする。小気味よいタイルの動きも実に軽快で、
脳が喜んでいる気がしてくる。
実際、この記事を書く直前にも2048をやっている。
おかげさまで筆の進みも軽快だ。
もちろん学術的な理論もなにもない、ただの個人的な感想だ。
結構な時間をこのゲームに費やしてしまったので、
なにがしかの役に立っていてほしいという願望でしか無いのだが、
単純作業によるマインドフルネス効果、あるんじゃないだろうか。
うん、そうであってほしい。
誰か、専門家の方、
2048によるマインドフルネス効果、証明してくれませんか。

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