「吹上奇譚第二話どんぶり」吉本ばなな

2019年2月3日 05:52

📘 ▷ 吹上奇譚第二話どんぶり

🖋 ▷ 吉本ばなな

ホラーな哲学小説第二弾。

とうとう墓守くんの謎の彼女が出て来て、
しかもやはりものすごく変わっているタイプの霊能力者でわくわくした。
彼女本人はとても辛いだろうけれど。。。
この本の主人公・ミミみたいに、
どんなに不思議なことが起きても、
どこか飄々としていたいといつも思う。

「飄々としている」って、
自分の軸がしっかりあってこそ
出来ることで、
物事や人に対しての距離を
何の違和感もなく
きちんと取れる状態を保てる
ってことだと思っている。

この主人公には
その「飄々と」があって、
わざとらしさとか
あざとさとか
嘘がない行動が、
命のやり取りをして戦ってきた人の
硬いところにもきちんと届いて、
ちゃんと友達になれるし、
相手を縛らないんだな、と思った。

人を全く縛らない行動も目指しているので、
すごく参考になった。

結局は自分をどんどん深めるしかなくて、
それは感性と体感由来なのだな。。。

また数回読む本になると思うし、
すでに第三弾がすごく楽しみ。
第三話の副題については、
あとがきの最後の最後に書いてあるので、
そこをご覧ください。
笑っちゃった。

はなまめʕ ･ω･ )のひとこと。
「表紙の絵が好きです。いろんな青がすてきです。紙の本の方は、擦ると色が変わる仕掛けになってるそうです。見たいですし、よしこちゃんは吉本ばななせんせいの信者なので、次のお休みで買う予定です。」

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