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育児中のお母さんと、その母親との関係


周りから指摘されないように育児をしなくては

男の子2人を育児中の、あんの結衣です。
私が子供のころ、母は毎日とても忙しそうにしていました。
家での会話も少なく、学校の事などゆっくり話したことがなかったと思います。
 
そのような状態のまま、大人に成長し、結婚・出産となりました。
子育てがスタートしたと同時に、母は、私の育児を手伝うため、常に連絡を取り合うようになりました。
 
しかし、毎日のように顔を合わせていると、育児の考え方や一つ一つの発言に対し、次第にモヤモヤすることが増えてきました。

母からA評価をもらうための育児だった

「きちんと育児をしている自分」「普通に育っている子供たち」
を見せるために必死に本音を隠し、偽りの自分を装います。
 
一つ指摘されると「直さないといけないのでは・・・」と一日中頭の中でグルグルしていました。
 
ちょっとした指摘が、業務命令のようになっていたのです。
完全に「母親にとって良い育児」をしていました。

鬱憤が向かう先は、最愛の「子ども」

ところが、幼なかった長男はとてもこだわりが強く、衣服選びなどで、とても苦労しました。
 
締め付けられるような衣服を拒み、「いつもの」ゆるい衣服を好みます。
他にも、物事が急に変更になった時には、パニックになりました。
予定していたおでかけが中止になってしまうと、何時間でも訴えかけてきたり、
いつものお気に入りの物が、どんな理由であれ、ないことに対して「欲しい」と言い続けたり。
 
私は「業務命令」をこなす為に「ダメ!こうしなさい!」と強い口調で怒ります。無理やり言い聞かせていましたが、当然そんな言い方では通用しません。
徐々に長男は心を開かなくなり、笑顔も口数も減ってきました。

親に対しても、はっきり言葉にすること

疲弊していた私は、思い切って母に合わせることをやめました。
 
・「やめてほしい」「それは違う」と、思ったことははっきり分かるように伝える。
・どうしてそう思ったのか、をはっきり説明する。
 
すると、母は「それは知らなかった」と少し驚いている様子。こちらもビックリ。もっと早く言っていれば良かった・・・。私が本音を出さなかったために、全員が辛い思いをしてしまいました。
 
当たり前のことですが、
「きちんと言わないと伝わらない」
これは、母親だけでなく、父親に対しても同じです。
また、義理の家族など、「身近にいる家族全員」に対しても言えることですよね。
現在は、多少言い合いになったとしても、本音で対話しているのでモヤモヤを引きずりません。

子供の望むことが第一優先

子供はいつも、大好きなお母さんの要望に応えようと必死に頑張っています。しかし努力しても出来ないことはあります。
子供が小さなうちは無邪気に笑顔も見せてくれますが、後々大きな「不信感」となって現れ、家族関係に影を落としてしまうかもしれません。
 
多少衝突してでも、お互いの気持ちをしっかり「聞いて、話す」ことで風通しのいい家族関係になるんだな、と今は思っています。
周りの人がどう言おうと、どう思おうと、大切なのは「子どものこころ」です。そのお母さんの思いは、子供にとって必ず大きな信頼感となって表れるはずです。
 


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