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VPIをキャリアコンサルティングに活用する

キャリアコンサルタントの更新講座にありました。
事前課題は、自分でVPI職業興味検査を行い、プロフィールを作るというものでした。6~7年ぶりでしょうか、恥ずかしながら手順がもう曖昧でした。だからこういう更新講習が必要なのだと痛感しました。

以前この検査を行った時は、産業カウンセラー試験を受けるべく、大学に戻って勉強中だったと思います。結果をレーダーチャートにしていくのですが、小ぢんまりとした小さな輪っかになりました。

小ぢんまりしたのは「この職業は今からじゃもうできない」と排除したからだと思い、できるかどうかは置いておいて、興味があればYに〇をつけていきました。

その結果⇒⇒⇒大きな輪っかになりました。う~む。

VPIでは、6つの興味領域尺度と、5つの傾向尺度が測れます。

興味領域尺度

R尺度(現実的)
I尺度(研究的)
A尺度(芸術的)
S尺度(社会的)
E尺度(企業的)
C尺度(慣習的)

RIASECを六角形の頂点に置いたレーダーチャートのようなものを作っていきます。例えばカウンセラーですとSEAが高くなる傾向にあるそうですが、私は前回も今回もRICが高いという……。

「分化」といって、社会人になってしばらくすれば、もう少し凸凹が出てきても良さそうなものです。

傾向尺度

Co尺度 自己統制
Mf尺度 一般的に男性が好む職業にどの程度関心があるか
St尺度 社会的地位や権力への関心
Inf尺度 職業に対する見方がユニークか
Ac尺度 どのくらい多くの職業を好んだか

Ac尺度はもちろん、Mf尺度が結構高かったです。
働く車が好きだったり、ビルの窓清掃が入っている日には
「ゴンドラじゃなくロープで下がってくる窓掃除、やりたい」
と口走って驚かれたり、以前は鳶職に憧れたりしたからでしょう。
(だからバンジージャンプか?と、いま思いました)

演習では、コンサルタントとクライエント役を交代しながら、VPIをやってみたけれど……というクライエントに対してコンサルティングを行いましたので、その際には

「何にでもなれると思っている若いコみたいな結果が出てしまいまして……(苦笑)」

とコンサルタント役の方に対して切り出してみました。

色々質問をされて、答えながら思ったのは、人事でカウンセラーでキャリコンで(ここまでは相関があるとしても)宝石が好きでデザインなどやっていれば、これだけレーダーチャートが輪に近くなるのは仕方ないのかな、ということでした。

実際、振り返りの時にオブザーバーとしてカウンセリングを見ていた方々にも聞いてみたところ、そういうことでいいんじゃないかな、という感じでしたので、そういうことにしておきましょう。

今の仕事や興味に全く関係なさそうな部分が高く出るのは、潜在的なものである可能性も否めないのだとか。『夢をかなえるゾウ』を思い出しました。

このVPIの検査用紙ですが、職業名に多少古い部分はあれど、〇をつけた部分と結果の出方の関係を見ると、良くできているものですね。
さすがホランド。初版は1953年、日本版は1985年に公表されました。今の3版は2002年改訂だそうですが、この先、職業名が変わっていくのでしょう。

今はweb上でもこの簡易診断ができますが、キャリアコンサルタントや産業カウンセラーは、VPIのシートの構造と読み方を知っておく必要があると思います。

グループカウンセリングであれば、一斉に取り組んでディスカッションもできます。ここぞという時に、効果的に使用できたら良いですね。

と、真面目に書いてきましたが、ホロスコープを併用したら最強じゃない?と思う結果が出て、手を打って笑いました。

自力型パイオニアタイプで、仕事を現すお部屋にお星様がいませんの!

そういえば、鏡リュウジさんにも背中を押されたのでした。

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はなえみ🌺(キャリアコンサルタント+産業カウンセラー+元人事)×ジェモロジスト💎
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