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学級崩壊がニュースになっていた頃、子供の発達障害を知りました。
その後、大津のイジメ事件がネットで騒がれた時に
「いじめる方も病気か何かあるのではないか」
と思って調べると、『のび太・ジャイアン症候群』として紹介されていたADHDを知りました。

そして、発達障害は大人になっても治らないと知り、そういえばあの人もこの人もと思い当たることが沢山出てきました。

書籍も色々読み、大体1割が発達障害とありましたが、どこの会社でも一定数そういうケースがあって1割では済まないので、グレーゾーンということなのでしょうか。

人事としては、部署の管理職から「困った社員がいる」と相談があることが多いです。主にキャパシティの問題や、職場でのコミュニケーションの問題でしょうか。

私も経験がありますが、一番困るのは締切ギリギリになって「できません」と言われること。締切が〇日だから、X日までにこれをやって……という逆算ができないのですよね。しかも自分のキャパがわかっていなくて、仕事を振られると安請け合いしてしまうのです。それで締切ギリギリにようやくできないことに気づいて「できません」と言われても!と周りが疲弊したりキレたりすることになります。

ただ、自分で気づいて試行錯誤して、なんとかやり方を考える人もいます。
とある職場で私は派遣だったのですが、雑談から産業カウンセラーであることを話したところ、別の時に部長が神妙な面持ちで
「うちの職場さ……メンタル危ない人いるよね?」
と聞いてきました。

3人思い当たりました。全部で13人の職場でしたので、この位の確率でいるわけです。
1人は自ら休みを申し出て、2か月ほどで戻ってきました。うつの経験があったので、自分で「今、休まないと」と思ったのだそうです。1人はその時休職していましたので、部長が聞くまでもない人たちでした。

もう1人は恐らくADHDだろうと思いました。一度で話を理解できず、集中力がなく注意散漫で、聞いたことや言ったことをすぐ忘れます。それゆえに色々あったのだろうと思います。
「後でって思うと忘れちゃうから、今やるね」
と見ている前でやってくれたり、皆の前で宣言して誰かに覚えていてもらったり、その人なりの工夫が見られました。

少し先の締切のある仕事を依頼する時は、他の人であればメールを転送するだけで終わるような件でも
「さっき送ったメールの件、他に資料が必要だったら言って下さいね」
などと注意を向けてもらうようにしたり、定例のミーティングの後に
「今週は〇〇で忙しいんですね。先日の件はその翌週が締切ですけど大丈夫ですか?」
と確認したり、依頼する方も工夫をすればなんとかなっていました。

「みんなの癒し系」みたいな雰囲気も良かったのでしょう、愛されキャラでした。
一言で発達障害とは括れないほど、特徴も程度も人それぞれです。

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