星かと思いました。
雨がパラパラ降ってきた曇天の足元に、まぶしい白がありました。
満天星と書いたらドウダンツツジですが、見上げたら満天の星空のようだったのです。
降ったり止んだりしながら少し明るくなってきて、木漏れ日とあいまってキラキラ。
雑木林などにみられる落葉小高木。
白い花を多数、下向きにつけます。
果実は卵形で緑白色、鳥のヤマガラが種子を好みます。
果皮に有毒なエゴサポニンを多く含むということですが、熟すと果皮が弾けるようですので、ヤマガラさんはそれを待って種子を食べるのでしょうか。
花を揉むと泡立つことから「セッケン花」「シャボン花」とも呼ぶようで、それもサポニンならでは。遊んだ手を洗えば大丈夫だそうですが、手を洗う前にうっかり口に入れたりしないように要注意。
下向きに花が咲くのは、見上げるにはもってこいですね。
下ばかり向いていてはダメだよ、と言われているようでもあり。
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