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昨年から観たかった映画です。何かを観に行った時の予告で、これは観ると決めてチラシを貰って帰りました。

ORIENTAL MUSIC SHOWというJ-WAVEの番組がオリエンタルミュージックやインド映画の情報源になることが多いですが、この映画にも最近触れられていました。グジャラート語の映画は日本初上映だそうですよ(インドの言葉は何語でも違いがわかりませんが!)。

サマイ、9歳、チャイ売り。恋に落ちたのは❝映画❞だった──。
珠玉のインド映画の数々が彩る、実話から生まれた感動作!

チラシより

サマイは学校に行きつつ、列車が到着すると父の店を手伝ってチャイを売り歩いています。厳格な父は映画は低俗なものだと思っていますが、自身が崇める対象の映画であれば別。連れられて行った映画館で、サマイは映画そのものに興味を持っていきます。

この子、本当に映画(演技)は初かいな?というキラキラした目、いたずらっぽい顔、思いついて実行に移していくところ、もうすっかり魅了されてしまいました。

サマイの美しいお母さんが作り出す絶品料理は、あれ何のスパイスだろう?と見ていて飽きませんし、食材の色もカラフルです。
そういえば、インド映画の『めぐり逢わせのお弁当』や『マダム・イン・ニューヨーク』でもお料理のシーンが印象的でしたね。

厳しいお父さんも階級や格差に悩まされてきたのでしょう。それが息子の本気度を知って、取った行動にはグッときました。

映画館のシーンで、フィルムとタバコの組合せが出てくると、もしや火事か!?と思ってしまいます。フィルムって燃えやすいのでしたよね。

これは現代版”ニュー・シネマ・パラダイス”だ。

UNDER THE RADAR

そうです、色々な意味で『ニュー・シネマ・パラダイス』でした。
この映画は色々な監督へのオマージュも散りばめられているそうで、「なんか2001年宇宙の旅っぽいな」と思う場面は恐らくキューブリックへのそれだったのでしょう。

ラストで『シング・ストリート 未来へのうた』を思い出しました。国や年齢は違えど、好きなものに向かっていく若者はキラッキラしています。

有楽町駅前の南町奉行所跡

この日のシアターは、南町奉行所のお白洲があった辺りです。
映画のエンディングの頃にふと思い出して、不思議な気分になりました。

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