人生が変わる?30代からの歯列矯正体験記
こんにちは。
今日は仕事とは全然関係のない私の歯列矯正の話です。
歯列矯正をしたのは36歳からの3〜4年でした。
もっと早くしたかったのですが矯正はかなり高額なため、なかなか手が出ませんでした。
ようやく自分の学費やらなんやらが落ち着いて、よし、矯正しよう!と思い立ったらもう36歳でした。
私は八重歯がにょきっと上に2本飛び出ていて、下の歯もあちこち飛び出ていたり、奥に引っ込んでいたり、いわゆるガチャ歯でした。
歯並びが悪くて何が一番困るかというと、虫歯です。
あちこち歯が重なっていて、うまく磨けず、とにかく虫歯ばっかりで、小さい頃から歯医者さんにはお世話になりっぱなしでした。
「よし!今こそ!」と矯正を思い立ったときはホテルで広報の仕事をしていました。
取材対応や企業間コラボなど沢山の方々とお会いする機会が多かったので、明らかに矯正していると分かるブリッジの矯正ではなく、透明なマウスピース型の矯正にしました。
費用は85万円ほど。
医療ローンを組めたので、利息なしで2年の分割で納めることにしました。
矯正の際には上下で4本抜歯しました。
犬歯の隣の歯を上2本、下2本です。
ちなみに犬歯は高齢になって歯が抜け落ちても最後まで残る強い歯ということで、犬歯を抜くことはほとんどしないそうです。
4本抜歯をして、空いたスペースにキレイにハマるように徐々に歯を整えていきます。
この抜歯4本は矯正歯科でやってもらったのですが、その他に親知らずが3本ありました。
1本は20代で抜いていたのですが、まだ3本残っていて、親知らずが矯正の妨げになってしまうため、この3本も抜かないといけないと。
すぐ抜ける2本は大学病院で抜きました。
もう1本は完全に歯肉に埋没していたので、矯正して歯が動き、顔を出してから抜くことにしまた。
随分沢山歯を抜きましたが、それで噛む機能に支障が出ることはないそうです。
抜歯は今思い出しても背中にぞぞぞと悪寒が走るほど、痛い思い出です。
健康な歯を抜くのはかなり力技で、ペンチを使って、グリグリグリグリと歯の根元を歯肉から剥がしていきます。
歯の方も抜かれるなんて思ってもないですから留まろうとする力が強く、歯医者さんとの根比べのような状態で、そのやり取りがもう、、、最悪に痛いのです。
2日に分けて4本抜きました。
その後は口腔内を3Dスキャンして、私の歯型に合わせたマウスピースを海外で制作します。
最初の3週間は歯を動きやすくするマウスピースをはめて、その後はミリ単位で歯を少しずつ調整するマウスピースを2週毎に装着していきます。
2週間で数ミリ、次の2週間でまた数ミリと動かします。
動かした歯が戻らないように、矯正期間中は食時以外は常にマウスピースをはめて生活しないといけません。
歯科医さんからは矯正期間は虫歯にとにかく気をつけてください、と言われました。
磨き残しがあるままでマウスピースをつけていると、雑菌がマウスピース中に広がって虫歯になるそうです。
虫歯治療で歯の形が変わってしまうと、矯正治療に影響してしまいます。
なので、歯ブラシセットを常に携帯していて、職場でも外出先でもいつでも歯を磨けるようにしていました。
2年ほど矯正期間を経て、現在はすっかり歯並びが良くなりました。
ただ、元来のだらしない性格が影響して、最後のマウスピースを無くしてしまったんですね。
最後のマウスピースはこれまでのマウスピースより頑強なもので、寝る時につけるものです。
矯正が終わっても、歯はこれまでにあった位置に戻ろうとするので、戻らないように数年はマウスピースをつけていないといけないのですが、なんと無くしてしまいました。
おかげで、現在前歯の横の歯が少し斜めを向きはじめているのです。。
この歯がこれ以上動かないよう祈るばかりです。
さて、前置きが長くなりましたが矯正して良かったことを書き出します。
笑顔で歯を見せられるようになった。
以前より自信が持てるようになった。
虫歯にならなくなった。
横顔がすっきりして小顔になった。
簡単に書くとこんな感じですが、85万円以上の価値があったと思っています。
特に外資企業で働いていた時には、欧米人にとって歯並びが悪いことはかなりマイナスイメージになりますので、矯正しておいて良かったと心底思いました。
これまでは、笑ったときに口元を手で隠すことがクセになっていましたが、矯正後は隠す必要もなく、自信を持って笑えるようになりました。
独立してからは銀行の融資のような重要な場面や、経営者の方や取引先に会う機会が増えたりと、大切なミーティングも多くなりましたので、
笑顔を隠すような後ろ向きな気持ちがなくなることはとても重要でした。
ちなみに私の娘は小学生の頃から矯正をしています。
小さい頃から始めると30万円ほどで済むということと、私のようにコンプレックスを抱えたまま成長してほしくなかったので、30万円はとても安いと感じています。
では、もし私が今50代だったらそれでも矯正しますか?と聞かれたとしたら、答えは、、
「YES!YES!YES!」です。
50代から平均寿命の80代まで30年もあるのです。
30年間を健康的で自信と笑顔に溢れた生活でいられるとしたら、85万円は投資としても全く惜しいと思いません。
同じように矯正を検討している方がいらしたら、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
2024年12月15日
ACO