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販売員として生き残る為に、何をするべきか。

良い意味で印象に残る販売員って、どんな販売員でしょう。

私はここ10年で、たった1人だけリピートしたい販売員に出会いました。それ以外は印象にないか、悪い意味で印象に残っています。皆さんには、また会いたくなる販売員はいますか?

これからの時代、販売員ってこのままで良いのかな、もういらないんじゃない?とよく考えます。ネットの方が早いし、対面接客を受ける価値をほぼ感じないから。(むしろストレスになることもある…)

私は社内で新規事業の研修を行っています。その中で販売員に「日頃接客を受けていますか?」と聞くと、9割以上が「接客を受けるのは嫌いです。」と回答します。え、嘘でしょ!?と驚くが、それ程接客のレベルが下がっているのか、接客に求めるものが変わっていっているのかもしれない。

ECが普及するまでは、モノはお店でしか買えなかったので、接客は受けざるを得ないものだった。しかし今はSNSやネットで情報が得られ、スマホと指一つでモノが買えるようになった。

けれど、それじゃあ将来的に販売員は路頭に迷うのではないか…それは避けたいし、そんな世界になったら純粋に寂しい。販売員という仕事を失わない為にも、どうやったら相手に好印象を与え、商品以上の満足度を与えられるのか、noteを通して考え、発信していきたい。


私は人に嫌われたくない。

小学生から中学生までいじめが多い世界にいたからか、両親が不仲で会話をしなく寂しかったからか、とにかく人に嫌われないように上手く生きようとする癖がついた。

そんな自分がとても嫌いであり、反面凄い!と褒めたくなる時もある。

私は人から好印象を抱かれることに自信がある。

私は相手に求められる人物像に近づけられる自信がある。

私がいれば場の空気を盛り上げ、会話を弾ませ、笑わせる自信がある。

販売員を天職と思っていない。けどその辺の販売員よりはお客様を満足させられる自信はある。その自信がどこからくるのか、私なりの分析を共有したい。


近頃の販売員を見ていると「あぁ、勿体ない…」としょっちゅう思う。

一つ事例をお伝えしたい。以前、決まった口紅を買うために都内の百貨店カウンターに行くと、とても混雑していた。整理券をもらい待ち、やっと順番がきたと思ったら、販売員は作業的に商品を取り出し、マニュアルに沿った流れでカルテを確認し、お会計をし、イチオシの試供品を同封する。

なんとも印象に残らない接客だった。これは世の中の消費者がネットに流れるのが納得納得。

だってネットで買った方が早かったし、こちらは待ったのに笑顔も愛想も無く淡々と作業する販売員にむしろイラっとした。優待割引がなきゃ、ここで買い物する必要はないなと思った。

正直化粧品の知識のない私が販売した方がお客様満足度の高い接客ができる。絶対に。


現在の消費者は、販売員に何を求めているのか。

一番は「人間としての暖かさ」ではないかと思う。(少なくとも私はそう)

その基本となるのが「感じの良さ」であると私は思う。(そんなこと?って感じですよね)

けれども、販売員って大体皆感じ良くない。話す瞬間は笑うけど下向くと真顔とか。口は笑ってるけど目は笑っていないとか。

あーーーーーーーー勿体ない!!!!!!!!!!

と見るたびに思う。もっと、対面接客の醍醐味である、「人と人との生もの交流」を大切にしようよ。そうしないと君たちの仕事は無くなるよ?とね。

特にこのアフターコロナで人と人との繋がりや、買い物の仕方は大きく変化していく。販売員は淘汰されていくだろう。

じゃあどうやって生き残るか?まずは感じ良く、相手に好印象を与えようよ。


では、私的に感じを良くするポイントの中でも、まずは《基本の表情》についてをお伝えしたい。

話しの中では販売員を対象にしているが、人と人がコミュニケーションをとるシーンならとこでも活用できる。

《基本の表情》

①口角にきゅっと力を入れ続ける。ここに常に力が入っていることが基本。相手を前にして口角が下がっているのは論外。

②頬に力を入れる。特に頬の真ん中一番上に力を入れるイメージ。そうすると口角も一緒に引きあがる。

③目の下の筋肉に力を入れて、涙袋を作る。

これを基本にしましょう。

「簡単じゃん!」と思うあなた。これを8時間続けると思ってください。かなり筋肉を使うし、最後は疲れています。(今日も頑張った~と良い疲労感に変わる日が来る。)

まずここ押さえておけばOKです。私は研修やセミナーで前でしゃべる時、ずっとこの表情をしていて、ベテラン販売員に褒められたこともあります。

これは基本の表情で、ここに「声」「ボディランゲージ」「言葉の魔力」「会話」などが加わり…更に相手に好印象を与えます。

私自身、百貨店の店頭接客により培ったスキルと、販売員を教育してきたスキルの両面がありますが、圧倒的に後者で培ったスキルが大きいです。(経歴は自己紹介ご覧ください)

何故なら相手は全て20~60代までの女性。学生気分が抜けない新入社員から、プライドや威厳を振りかざす先輩販売員にも教育をしてきました。(研修受けてやってるぞ、という姿勢の人もいて大変だったし、ストレスでしょっちゅう体調を崩した。)正直その辺のお客様よりも厄介です。

そんな生活を10年続けてわかったことは、人に好感を持たれることが、人に情報を伝えるうえで最も効果的であるということ。特に女性同士なら尚更。

だから、自分たちのブランドの商品を最大限にお客様に伝えたいなら、まずは好感を持たれましょう。

好印象からお客様との関係性の土台を作り、リアル店舗と販売員の価値を高めましょう。

良い意味で印象に残る販売員の、第一歩を一緒に踏み、時代に生き残りましょう。


以上、初めてのnote投稿でした。駄文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

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