「積んでいるつみきが崩れそうな時に支えてもらったら素直にありがとうと言える人」に、私はなりたい
「黄色い鳥さんが青い鳥さんにありがとうって言ってるのかな?」
お風呂上がり、いただいたポチ袋を見つけた長男が言った。
なるほど。そんな発想はなかった。たしかに黄色い鳥さんは、青い鳥さんのほうを向いている。
「そうかもねぇ。なにか、嬉しいことをしてもらったのかもねぇ」
そう答えると、長男はハッ!という顔をして「そうだよきっと!例えば……」と少し考え始めた。
ありがとう、と言う場面。なんだろう。私も自然といくつかの場面が頭に浮かぶ。
すると彼はニコーッと笑ってこう言った。
「つみきが倒れそうなときに、支えてくれたりとかかな!?」
な……
なんてかわいいの……!
私がどんなに頭を捻っても、時間をかけて考えたとしても、こんな発想は出ない。間違いなく出ない。
きっと保育園でつみきを積んでいる時に、誰かが助けてくれたんだろうな。嬉しかったんだろうな。と想像するだけで心が温かくなる。
遊びは真剣勝負。大人からしたら「つみきだって、ほっこり〜」と思ってしまうことだけど、本人からしたら本気で積んでいるつみきが崩れそうになるというのは一大事件なのだろう。
ありがとうの場面を想像して、ぱっと、具体的に出てくること。おそらく彼は、助けてくれた子にちゃんと「ありがとう」と感謝の思いを伝えたであろうこと。
すごくすごく、素敵な心が育っているな…
ジーン……
そして私も、身につまされる。
毎日「3good things」を手帳につけ始めて1ヶ月。こんなに素朴で優しい心に溢れたものを、私は書けているだろうか(いや、ない)
日常生活のなかで、「些細なこと」であっても、「ありがとう」と伝えているだろうか。感謝の気持ちを持っているだろうか。当たり前と思ってしまっていないだろうか。
身近な人にこそ、ありがとうの気持ちを持とう。そして言葉にして「ありがとう」を伝えよう。
そして同時に、「つみきが崩れそうになっている時に支えられる人」にもなりたいなと思う、5月の終わりだったのでした。
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