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①はじめに | 令和の歌物語の担い手・YOASOBIの魅力 〜YOASOBI×古典文学〜

「小説を音楽にするユニット」YOASOBI。


代表曲「夜に駆ける」は、ストリーミング再生回数4億回を突破。一世を風靡するアーティストだ。

実は、YOASOBIの楽曲は「小説」から作られた作品たちである。しかしながら、きっと多くの人は、YOASOBIを「音楽」から知った、あるいは「小説から作られた」ことを知らないままに聞いていることだろう。それくらい、一世を風靡している。


YOASOBI「夜に駆ける」

※MVつき「夜に駆ける」が自殺を喚起すると表現で規制対象になったので、「THE FIRST TAKE」を貼っておきます。

原作小説「タナトスの誘惑」


🌙YOASOBI×古典文学との出会い🏃‍♀️

そんなYOASOBIにハマり、毎日のように楽曲を聴き込むようになって数ヶ月。

小説「タナトスの誘惑」をインターネットで読み、他の作品についても興味をもった私は、「YOASOBI小説集」を手に取った。


読んでみての最初の所感は、これ。

YOASOBIの作品って、
もしかして「歌物語」の系譜として
捉えられるんじゃないか?!


え???うたものがたり???
なんのこっちゃ???

説明いたします。

🌙歌物語ってなに?🏃‍♀️


歌物語(うたものがたり)とは、和歌にまつわる説話を集成した、物語文学の総称である。

有名どころだと、『伊勢物語』『大和物語』『平中物語』がそれにあたる。

教科書にも載っている作品なので、聞き覚えのある方もいるかもしれない。


YOASOBIが繰り出す「小説×歌」というコラボは、古典文学でいうところの「物語×和歌」=「歌物語」というジャンルに当て嵌めて考えることができるのではないか。

1000年前から続くヒットの法則の上にいるのが
YOASOBIなんじゃないか?!

そんなふうに思って、一人でめちゃくちゃ興奮してしまったわけです、はい。


そんな仮説のもと、「古典文学と比較したYOASOBIの新しさ、面白さについて考えてみよう!」という自己満足で構成された記事を、ここにしたためていこうと思う。

---🌙🏃‍♀️---

続く!

第二回「YOASOBIにおける「歌物語」性」
近日公開予定です

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「小説×音楽」でまとめた記事はこちら
小説「タナトスの誘惑」を通じて読み手(私たち)がどのように楽曲「夜に駆ける」を享受するか?

「タナトスの誘惑」を読んでから「夜に駆ける」を聴くと見えてくるものが、とっても面白い。
YOASOBIがどんなふうに小説を歌にしているかにも触れています。YouTubeでMVが規制対象になった理由もわかるかと。興味のある方は是非!


令和の歌物語の担い手・YOASOBIの魅力
〜YOASOBI×古典文学〜

記事の目次予定地はこちら


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猪狩はな 💙@hana_so14

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