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「生徒1人にPC1台」の時代に、先生をするということ 〜ICT研修を受けてきました〜

8月某日。ICTの研修を受けてきました。🥺

とても楽しかったので、記録も兼ねて、いまの気持ちをnoteに書きます。いえいいえい。


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前提として、私と、私の勤務校の状況


私は今年の4月から現場復帰。
産休に入る前の我が職場は「ICT」の「あ!」の字もありませんでした。なにしろ、モニターすら各教室になかったのです。

3月に職場の様子を見学に行った時に、各教室にモニター配備、教員1人に1台タブレットが配布されていると言われ……「ええええ!時代が進んでいる!!!」とびっくりくりくりくり。

いや、正直、我が勤務校は遅れているほうなんだけど、「なにもなかった」ところにモニターとタブレットがあるってところで私からしたら

「え…私、復帰、大丈夫か……?」

一応復職前に「国語科とICT」みたいな本を読んだけど、う、う、うーーーーん……
実機もないし、生徒たちの様子もわからないし、教科書も変わるし、全然ぴんとこない😇

うーーーーん、4月に習うしかないッッッッ(諦)


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復帰してから

とにかく、同僚の先生たちや子どもたちに教わりながら、少しずつ勉強!!!の日々でした。

デジタル教科書の使い方、タブレットとモニターを繋ぐ方法、なかなか使いこなせないそのほかの色々な機能、などなど😇

最近は慣れてきて、導入やまとめ用のスライドを作ってみたり……また新たに「これはどうしたらいいんだ?」が見つかったり……。

(そうすると子どもたちは、私が4月「ええーっ!先生用のタブレットなんてものがあるのぉ?みんなデジタル教科書で習ってきたのぉ?!ええーっ!」「え、繋げない……なにこれ……どうやるの……」からスタートしてるのを知ってるので、「先生がこれ作ったの?!すごーい!」って褒めてくれます……笑)

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そんな「ICT駆け出し」教員の私に課せられた次なる課題は……



「子どもたち1人に1台、PC端末を!」


GIGAスクール構想ってやつですね。


まだ我が自治体は準備段階で、1人1台を持ち帰って……というところまでは至っておりません。

そう、今がチャンスです。
この夏に勉強しておけば、彼らの手元に端末が来て、使うぞと言うときに色々な使い方をすることができます!

というわけで、ここからが本題。
(前置きが長いねん)


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ICT研修を受けてきました。(本題)


講師をしてくださった先生は、「はじめてのGoogle for education 」をつい2週間前に終えた初心者若葉マーク🔰の私にも懇切丁寧。

「なにをメインで知りたいか」を事前に聞き取ってから、講座を組み立ててくださいました。すごい〜〜〜うれしい〜〜〜!!!

研修のときも、話を聞いているだけだと「でもそれって難しいんでしょう……?」というものも、「さあ、実際にやってみましょう」と言われていじってみると……


え、めっっっちゃ簡単じゃん


唖然、呆然。

紙を配ってそれを数えて集計したり、コピー取って切り貼りしたり、しているのは一体なんなのか?

え、一体なんなんですか……?()

って思っちゃうくらい、説明が上手いぃいい😭


今日習ったのは、ざっくりこんなこと☟

・Googleフォーム
(アンケートとる、コメント集める、テスト作る、成績いれる、などなど)
・Googleクラスルーム
(連絡をする、課題を出す、などなど)


いじくり回しているうちに、「これはこう使えそう!」とか「あの授業はこれでできるな」とか、ああでもないこうでもないとアイデアが湧いてくる🥺✨

なんやかんや言って教員なんだな……と、自分のなかの「教員み」を感じる私。(これ言うと夫に毎度「別にアナタなんやもかんやも言ってない、ただの教員だよ」と言われる)

例えばね、新しい作品を読んだとき。
「初発の感想」を書いてもらっているんですけど。
Googleフォームで入れてもらえば、その場でモニターに表示してみんなで見られる。すぐ共有できる。

紙だと返却しちゃったらもう私は見られないけど、手元に残る。何回も参照できる。単元の最後に「そういえば最初の感想ではこう書いてたね〜」とかすぐできる。

いい作品を紹介しよう!と思ったら、今は基本的にコピーして一枚にまとめて、印刷して配ったり掲示板に貼ったりしてるけど……

その場。全部その場、「今ここ」でできる。

これは強い。強いですよ。

教員が「ラク」になる、っていう観点ももちろん重要ですが、これ、子どもたちにとっても「今」の思い・考えがその場で「今」、共有されて、自身の振り返りになる。

学習効果マシマシですよこれは。すげぇ〜😭👏


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講座の最後は、先生からの

「あなたにとっての、ICT活用のキーワードは?」

的な問い。私の答えは……

「新しいオモチャ!!!」


なんて賢くない回答!笑
いや、言葉が…言い方が悪い……。

私はウッカリモノだし、私自身も勉強している最中。
だから、4月にタブレット使い始めたときみたいに、子どもたちと「一緒にやってみよう!」って、ワイワイ使い方を見つけていきたいなって思ったんです。

「ねぇねぇ、こういうのがあるみたいだから、ちょっと一緒にやってみようよ〜」
「わぁ、なにそれ!」「先生うまくできない」「こんなのがあるよ」

時には(いや、頻繁に……?笑)「ねぇわかんないから教えて」って私が子どもに聞いたりしてね。

楽しくワイワイ、やるのが、私らしくていいのかな〜ってそんな想像が膨らみました🥺

それくらいのほうが、子どもたちも先生たちも、使いやすいのかな〜って。そういう意味!笑

楽しそう〜〜〜!使いたい〜〜〜!!!
そわそわそわそわそわ



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なにに対して「手間暇かけてじっくりコトコト」するか?ということ。


現場や、自分の周りの先生たちを見ていると、「めんどくさいよ」「よくわかんないよ」「紙の方が早いのでは」なんて声もよく聞きます。

紙の方が早い、なんてことは、悲しいことに、ないです……ウッ……(「紙の方が便利」な場面はあると思うので、使い分けは必要と思います)

離乳食・幼児食や、ホットクックなどの便利家電を使った料理と同じような気がします。
「手間暇かけてじっくりコトコト」したからといって、それが「=愛情たっぷりの料理」か?

もちろん子ども相手の話ですから、「じっくりコトコト」するべき場面はたくさんあります。
でも、アンケート集めたり、参加不参加を名簿につけたり、そういうのは「じっくりコトコト」でしょうか。

自動化できるところはして、そのぶん子どもたちと関わったり、授業の準備をしたり、子どもに関わるところに時間を使う。それこそが私たちの「じっこりコトコト」だと思うわけです。

時短できて、同じ、あるいはそれ以上の結果を得られるなら、そちらを選び、浮いた時間を別のことに使う。それができる。そういう時代なのだと感じました。


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学ぶって、楽しい🥺✨

そんなわけで、3時間余りにおよぶ研修は楽しい〜!充実〜!なままにおひらき。

とんでもなく勉強になった時間になりました。

色々な整備がまだまだなので、じゃあ!さあ!使いましょう!とはいかないのが現実。
色々な課題は乗り越えていかねばなりませんが……是非とも使いこなしたいッッッ!

初心者の私も「使ってみたい!」とワクワクできるくらい、わかりやすく丁寧に、研修をしてくれた先生に、本当に感謝です!

「なんかよくわかんないけど、難しそう」。
余裕がないと、ついつい陥ってしまいますが、ワクワクドキドキする心を忘れないくらいの余裕を保ちつつ、いろんなことに挑戦していきたいものですね。


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猪狩はな 💙@hana_so14
https://twitter.com/hana_so14

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