さなり ハナ

日常感じたことや小説など好きなものを好きなときにマイペースに投稿します。綺麗な風景や美…

さなり ハナ

日常感じたことや小説など好きなものを好きなときにマイペースに投稿します。綺麗な風景や美味しい空気、人間味のある綺麗事だけではない刺激的なことばが大好きです。一眼レフカメラと絵描きに挑戦中です。

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  • 親知らずの親離れ

    歯医者嫌いな私が、親知らずを抜歯(親離れ)するまでの記録です

最近の記事

親知らず、旅立ちのとき

昨年10月末に大きな巣立ちを経験しました。20数年ともに過ごしてきた仲間との最後のお別れです。悩まされたことの方が多く、やっかいで頑固者でしたが、無事に親離れをしました。・・・そう、親知らずです。 私と親知らずの抜歯のエピソードは過去にも書かせていただきました。 2019年10月末。いよいよ親知らずの抜歯の日となりました。味覚障害も残る可能性、麻痺が残る可能性も説明が載っている手術同意書にサインし印を押したのは当日の朝でした。 意を決して大学病院に着きました。私の担当医

    • 興味の移ろいが激しい私の生き方

      私は幼少期からずっと自己肯定感が低かった。それでも楽しいと笑う日もあるし、大切な人との縁を大切に毎日を生きている。だがふとした時に自信の無さや自己肯定感の低さから自己嫌悪に陥っては落胆することを数百万回も繰り返している。 今まで出会った恩師や友人は私の力を信じてくれるが、最後に口を揃えて「あんたに足りないのは自信」と言う。そんなことは自分が1番分かっている。でも自信の付け方なんて知らない。学ぶ場もなく基礎も応用もあったもんじゃない。そう思っていた。 自己肯定感が低い原因そ

      • 祖父と夢の中でハイタッチを

        私には90歳の祖父がいた。昨年夏に肺炎に罹患し、入退院を繰り返すも体調が戻らず、最終的には誤嚥性肺炎を引き起こし秋に亡くなった。 私の実家は祖父母の家の側にあったので、幼い頃からよく遊びに行っていた。祖父は厳格だった。孫達にも厳しい愛を持った人だったので、私のきょうだいは大人になるまで祖父が苦手だったほど。しかしどういうわけか私には優しく、私は孫の中では1、2位を争うほど祖父のそばにいた。 そんな祖父も孫達がどんどん一人前になってくる頃には性格も穏やかになっていった。祖父

        • 小さくて濃密なコミュニケーション

          頬をかすめた風に冷たさが乗り、思わず肩があがり身震いをする。温かいコーヒーでも飲んで暖を取ろうと、たまたま近くにあった全国チェーンのカフェに足を運んだ。どの店舗も同じ造りやシステムなので注文しやすく、コーヒーやカフェに詳しくないのでありがたい。 レジでは30代後半くらいの黒髪ショート、綺麗な顔立ちの店員さんが「いらっしゃいませ~」と明るい笑顔で出迎えてくれた。ホットコーヒーを手短に注文すると「かしこまりました~」とハキハキした声が返ってくる。その刹那。 あ! と普段の接

        親知らず、旅立ちのとき

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        • 親知らずの親離れ
          3本

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          【読書感想】「くじけな」前向きでないことばに勇気をもらえた話

          枡野浩一さんの詩集「くじけな」(文藝春秋)を読みました。実はずっと気になっていた本でした。思い立った時には本屋で出会えなかったので、図書館にあるか探してようやく出会えました。今Amazonには中古があるのかな…?なければ図書館へ! 読み終わった時、心の砂漠にポタポタと水滴が落ち、じゅわっと土を湿らせていくように優しく温かく広がっていくような涙が出ました。 この本の中には、ストレートな前向きなことばやエールは書かれていません。かといって、後ろ向きで暗くなるようなことばもあり

          【読書感想】「くじけな」前向きでないことばに勇気をもらえた話

          出会いに年齢もタイミングも関係ない

          今回は、前にアップした夕日の写真記事のアナザーストーリーです。前回私は、相棒の一眼レフを連れて、初めての夕日撮影に挑戦しました。しかしそれは私1人で成し得たものではありませんでした。とてもステキなおじいさんとの奇跡の出会いがあったのです。 夕日の名所で、各々が自分と夕日以外に興味を持っていない空間。その中でほぼ無意識に一眼レフカメラを持った1人のおじいさんと目が合いました。 思わず「こんばんは」と会釈し、気づいたら隣でカメラを構えていました。 おじいさんは近所に住む方で

          出会いに年齢もタイミングも関係ない

          夕日は終わりの合図?始まりの合図?

          ※夕日の写真あり 空気が澄んだ秋晴れの日。素敵な夕日をカメラに収めてやる!と意気揚々と夕日の名所へ向かいました。久しぶりに夕日を味わい尽せる時間が十分に確保できた日だったからなのか、悲しくて悔しくて都会の真ん中で大泣きした日だったからなのか。夕日の美しさは私の心に、肌に、目に、すっと沁み渡りました。 久しぶりに首から一眼レフカメラをぶら下げ、愛犬と散歩しているかのように名所を目指して歩きました。カメラも私の歩く振動に合わせて右へ、左へ、ぴょんぴょこぴょこん。 楽しそう

          夕日は終わりの合図?始まりの合図?

          ネバネバ病とサヨナラする方が良い?

          私には、ネバネバ病があります。 学生時代は「勉強せねば」「学校へ行かねば」「進路を決めなければ」。 会社員となりフルタイム勤務になると、「仕事に行かねば」「早くこなせるようにならねば」「仕事を続けなければ」 家に帰ると「食事を作らねば」「洗濯せねば」「掃除をせねば」 私のネバネバ病は重度です。休日は「休まねば」。趣味においても、ジムに「行かねば」、一眼レフカメラで「撮らねば」、旅行の「お金を貯めねば」・・・おっとこれは正論でしたね。 このように私の生活の多くは、ネバ

          ネバネバ病とサヨナラする方が良い?

          歯医者の「はい。あ~ん」の年齢制限って?

          前回、精神的苦痛を伴うほどの歯医者嫌いな私が、親知らずの抜歯(親離れ)への覚悟を決め、全力で抜歯を楽しむためにnoteを書きました。 ​さて今回は、歯医者の思い出を綴っていこうと思います。 歯科医院に行った時、口を開ける際どんな声掛けをされますか? 未就学児とか小さい子には、不安を減らしてくれるように優しい口調で「はい、あ~んしてね」と歯科医師さんも歯科衛生士さんも声をかけてくださいますよね。ワントーンほど声色をあげてくれるサービス付きです。だいたい歌うような声で言われ

          歯医者の「はい。あ~ん」の年齢制限って?

          勇気を出したら何が変わるのか?

          機械とweb音痴が、勇気を出して格闘しながらようやく初投稿をしました。ちっぽけな私の大きな一歩でした。私も自分の考えを発信できた・・・夢に近づけた・・・感動して、夢の中でもnoteの記事を編集している夢をみたくらいです。 誰でも何でも気軽に発信できるようになった現代で、大げさに聞こえるかもしれません。しかし自信と勇気がない私にとって、自分の言葉と頭で表現したものを発信することはとても勇気のいることでした。 小学生の頃から、思ったことを表現したり小説を書きたいというひそかな

          勇気を出したら何が変わるのか?

          親知らずの親離れ~プロローグ~

          初めまして。さなりハナです。日常感じたことを中心にnote投稿していきます♪よろしくお願いします。 歯医者が大嫌いな私が親知らずを抜歯(親離れ)するまでの心境の変化、これまでの自分自身の歯医者歴を数回にわたって書き綴り、親知らず抜歯への恐怖心に打ち勝つ心の準備をしていきます。 今回は、抜歯(親離れ)する右下の親知らずの紹介と投稿に至った経緯を簡単にお話します。 1.抜歯(親離れ)する右下の親知らずの概要2019年10月3日現在で右下親知らずは、まだ私と共に生きております

          親知らずの親離れ~プロローグ~