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保育士はココを見る!保育園見学で見たいポイント②

こんにちは!妊活・子育てサポートアプリCOTETEで保育士監修ページを担当している、さとうなつこです。
前回、保育園見学で見たいポイント①として、設備や生活のことを紹介してきました。今回は②として、先生に関する見ておきたいところを解説していきたいと思います!

<このnoteは『COTETE Labo』掲載記事です>

先生編

新しい先生が極端に多くないかどうか

チェックしてほしいポイントの1つに、新しい先生が極端に多くないかがあります。新設の園を除いて、新しい先生がとても多い場合、考えられるのは『職員の一斉退職があったかもしれない』ということ。
保育士の一斉退職というニュースでも見たことがあるかもしれませんが、一斉退職がある=必ずニュースに取り上げられるわけではありません。
必ずというわけではないので、他の点もよく見て総合的に判断をしてほしいですが、一つの可能性として新しい先生が極端に多い場合、園に何かしらの問題があるかもしれません。

年配の先生が多いかどうか

園に年配の先生が多いかどうかも信頼に関するポイントになります。若い先生が頼りないと言っているわけではありませんよ!
先生が長く働き続けられる環境かどうか=心に余裕を持った保育ができているかどうかに繋がります。過酷な環境で疲労が抜けない状態での保育は、どうしても注意力が落ちてケガや事故に繋がりやすいです。
もちろん、年配の先生は必ずしもベテランというわけではありませんが、年配の先生が全くいなく、若い先生ばかりの園は、「長く続けたくない環境」「若い先生を置いておきたい園」なのかなと感じてしまいます。若い先生を置いておきたい理由として、安いお給料で雇えるからという理由があるそうです…

年配の先生がほとんどいない園の場合、この記事の他の部分も参考にしながら、総合的に判断してみてくださいね!

先生が笑顔でいるかどうか

先生が笑顔で保育をしているかどうかは確認したいポイント。
私もそうでしたが、外部から見学が来る日は、いつもよりも一層笑顔でいられるように努力しがちになると思います(笑)
なのにも関わらず、笑顔で居られないということは相当大変だということ。
子どもを温かく見守ることができているか、疲れ切った表情をしていたり、イライラしていないかなど観察してみてくださいね。
以前私が面接に行った園の先生たちが、明らかに笑顔と元気がなく、挨拶の声も小さく印象が悪かったことがあります。ありがたいことに採用になりましたが、お断りしました…。
大切な子どもを預けるのですから、先生方には笑顔でいてほしいですよね。

人員に余裕があるかどうか

保育士の配置人数には規定がありますので、その人数以下で保育をしていたら要注意です。(いつもは〇人なんですが、今日はたまたまお休みでーというのも違反です。常に規定人数配置しなければいけません。)
また、規定人数よりも多く職員を配置している園は余裕があると言えるでしょう。例えば1歳児は6人に対して保育士1人が規定。規定通りでは12人を2人で見なくてはいけないですが、とても大変です。そこで、1人・2人追加で職員がいると余裕があるといえます。

また、行事関係の製作や準備をしている先生がいるかどうかを見てみてください♪
保育時間中に準備や清掃などの作業をしている先生がいるということは、人員に余裕がある場合が多いです。担任の先生が困ったときにすぐに助けに入ることもできますし、ケガやトラブルにもすぐに対処しに行くことができますので安心です。

人員に余裕があるとケガ、事故が起きにくくなります。
不審者がうろうろしてることに気づけた、子どもの飛び出しを防止することができた、人数確認を二重チェックすることができるなど、メリットばかりです。ぜひ、先生の人数に注目してみてほしいです!

壁面飾りがあるかどうか

こちらも保育士目線になるのですが、保育室に季節の壁面飾りがあるかどうかを見てみてください。季節に合った可愛い壁面飾りがある場合、先生方の負担が多い園という場合が。
最近では、保育士の負担軽減として、この壁面飾りを辞めようとしている園が増えてきました。壁面飾りがないのは寂しく感じることもあるかもしれませんが、ただでさえ残業や持ち帰り仕事が多い先生方の負担を考え、廃止している先生想いの園かもしれません。

看護師さんはいるかどうか

園に看護師さんが常駐しているかも確認しておきたいポイントです。
以前救急救命講習を受けた際、看護師さんの手際の良さに感動したことがあります!もちろん保育士も緊急時の対処方法を学びますが、やはりプロがいた方が安心だなと感じました。
ケガや事故、病気の際に適切な判断もしてくれます。

ご家庭の教育方針と合っているかどうかが大切!

見学の際に話してもらえたり、園のHPなどに書いてあったりと、園の教育方針や理念を知る機会がありますよね。
その内容がご家庭の教育方針と合っているかどうかがとても大切になります。
「うちの園はこうしています」と言われたときに「うーん…」と思うのであれば、どんなに設備が整っていて、いい先生がいたとしても入園してからモヤモヤの原因になることがあります。
その園で長くを過ごした子はその園の色を多く取り入れることになります。
『あの園の子は礼儀正しくて大人っぽい』『あの園の子はのびのびと子どもらしい』と、なんとなくその園の雰囲気があります。
お子さんがどのように育ってほしいかを考えてみましょう!
見学に行った際の子どもの姿にいい印象を持たなかった場合、その園と相性が悪い可能性があります。

全て完璧な園は残念ながらなかなかない

①、②と2つの記事にわたって紹介してきましたが、残念ながら全て完璧な園というのはなかなかないのが現実です。また、保育士目線のポイントではなかったので紹介していないですが、設備や教育面での特色も合わせて検討内容に含まれると思います。どこを重視したいか、どこなら妥協できるかをご家庭で話し合い、園を選んでほしいなと感じます。
特に保育園の場合、仕事復帰が迫っていると選んでいる余裕がないことも多いと思いますので、ご家庭での話し合いは必要ですし、できればお母さんだけではなくお父さんも一緒に見学に来てもらいたいなと思います

最後に…

色々と見たいポイントを書きましたが、見学をしている上で感じる直感・違和感は大切にしてほしいと感じます。
園長先生に対して、先生方に対して、子どもたちに対して「なんか違うな」と感じる違和感は、正しい場合が本当に多いです。
今までお子さんをしっかり見てきたお父さん、お母さんだから「子どもと合わないかも」と感じるんですよね。「違和感があるけど人気園だし、きっといいんだろう!」と思わなくて大丈夫。自分を信じて、自信を持って選んでくださいね!応援しています!
最後までお読みいただき、ありがとうございました♪

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