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ホルンレッスン体験談③イベントレッスン

ホルン歴15年目のアマチュアホルン吹きが体験したレッスン形態
ホルン歴15年目のアマチュアホルン吹きが体験したレッスン形態
①音楽教室レッスン
https://note.com/hana_ah03/n/n217ff0e7445b
②プライベートレッスン
https://note.com/hana_ah03/n/n1be2d9dcef43
③イベントレッスン(サマーキャンプや講習会など)
https://note.com/hana_ah03/n/n6e782cbec541
④オンラインレッスン
https://note.com/hana_ah03/n/nd44bc61f44fa
⑤アレクサンダーテクニーク
https://note.com/hana_ah03/n/n03cf599d83fe

一般的と思われるものから①~⑤を箇条書きしましたが、私の体験した順番は③→②→⑤→①→④です。
本当は1つの記事に全てをまとめるつもりだったのですが、長文なので連載しています。今日は③イベントレッスンについて書きます。③でも分割したほうが良いのかもしれないくらい長文になってしまいました。

①にも少し書きましたが、私は高校1年からホルンを始めました。ある日、学校楽器のメンテナンスのためだったと思うのですが、楽器屋さんが練習にいらっしゃってホルンパートに「こんなイベントがあるよ」とチラシを渡して下さりました。

【つの笛集団 サマーキャンプ2005】
参加資格…10歳~99歳までのホルンをこよなく愛する方

チラシを見た私たちは「楽しそう!」と盛り上がって、ホルンパート6人全員で行くことを決めました。部活全体の合宿もあるのに快く送り出してくれた母には感謝しています。
ホルンを始めて3ヶ月ちょっとでサマーキャンプに参加できたことは幸運でした。初めて出会うプロのホルン奏者、憧れの音大生、プロ顔負けのアマチュア、上手な中学生もいて、勉強になりました。この頃はまだ中学まで吹いていたトランペットへの未練もありましたが、ホルンという楽器自体よりもホルンを吹く人たちのことを先に好きになったのを覚えています。今ではもちろん楽器自体も大好きなのですが、どこの団体に行ってもホルンパートのメンバーの雰囲気が大好きです。

初めて教わったホルンの先生は冨成先生でした。トランペットとホルンの違い、どこを目指して息を入れるかなど基礎を中心に教わり、少しだけホルンらしい音が出せるようになりました。初めてのホルンアンサンブルは私の記憶が正しければ「水上の音楽」だったと思います。同じ冨成先生クラスのメンバーは優しく教えて下さりました。
高校生だからお酒は飲めないけど宴会もとても刺激的で、プロとかアマとか肩書きとか年齢とか関係なくワイワイしていて、たくさんの方とお話しすることができて楽しかったです。


初参加の翌年も今度は後輩を連れてまたホルンパート全員で参加してきました。2006年はアレキファンの取材もあったようです。
http://www.ahoc.jp/fan02/23/fancorner/index.html

この時の先生はまだ正式メンバーではなく特別ゲスト扱いだった福川先生でした。高校オーケストラ部でボロディンのイーゴリ公序曲の1stを担当していたので主にソロについてアドバイスを頂いて、その時の楽譜に福川先生が書き込みして下さった運指が残っています。社会人になってからまたこのソロを吹く機会があったのですが、楽譜を開いてレッスンの記憶が甦りました。また、宴会の時に福川先生が高校生グループの輪にいらして何故かラーメン談義が始まったのも、楽器を持っている時とのギャップが妙に印象的でよく覚えています。

お酒が飲めるようになったらまた参加したいと思っていたのですが、その夢は初参加から10年後の2015年に叶い、冨成先生とも再会してお話できました。つの笛サマーキャンプは高校時代に2回、社会人になってから3回、番外編で2019年のゴールデンウィーク、相模湖でのイベントにも参加しました。
それぞれの思い出を書くとキリがないのでこのあたりで止めておきます。また機会があれば書きます。

お世話になった先生のご紹介だけ
・冨成裕一先生(2005年)
・福川伸陽先生(2006年)
・五十畑勉先生(2015年)
・飯笹浩二先生(2016年)
・大野雄太先生(2017年)
・岸上穣先生(2019年ゴールデンウィークイベント)

①で私は合計20人以上の先生に教わったと書きましたが、その内6人が、つの笛集団さんのキャンプやイベントでの出会いです。大野雄太先生と岸上先生にはその後もご縁がありレッスンをお願いしました。
直接教わっていない先生方とも顔見知りになり、演奏会でお会いした時などにご挨拶したりしています。まだ教わったことがない先生からも教わってみたいと思っています。来年以降に期待しています。

2017年つの笛サマーキャンプの集合写真(http://www.tsunobue.net/camp/2017camp_photo.htmlから頂きました)

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そして、もう1つの合宿…山本真先生ホルン合宿で6人の先生から教わりました。つまり今まで出会った先生の半分以上は③イベントレッスンでの出会いです。
つの笛サマーキャンプだと○○先生クラスと呼ばれて全日程で1人の先生から個人レッスンもアンサンブルレッスンも受けますが、山本真先生合宿では1回の合宿で複数の先生から教わります。私は2018年と2019年に参加しましたが、このような感じでした。

2018年
・北山順子先生(アンサンブルレッスン)
・藤田麻理絵先生(個人レッスン)
・山田幸子先生(個人レッスン)

2019年
・山本真先生(アンサンブルレッスン)
・今井仁志先生(個人レッスン)
・上間善之先生(個人レッスン)

他にも2種類のホルン合宿の違いをまとめると

【日程】
・つの笛…2泊3日
・山本先生…3泊4日

【開催場所】
・つの笛…バラバラ
・山本先生…4年連続長野県の木曽福島

【参加者】
・つの笛
10歳~99歳まで、と書いてありますが、実際は中学生~60代くらいまで。でも本当に10歳くらいの小学生がいた年もあります。私はいつか最年長参加をしたいです(笑)
他にも都内の楽器屋さんが4社くらい+アカデミアミュージックさん、Brioさんなど協賛企業さんの参加が多いのも特徴です。試奏し放題、買ったばかりのアンサンブル譜をその場にいたメンバーで試したりもできます。
中高生が比較的多く、社会人はアンサンブル好きなアマチュアが多いです。

・山本先生
中学生~60代くらいまで、参加資格は中学生から
楽器屋さんは2社くらい
中高生は少なく、社会人はアマチュアも多いですが音大卒でプロを目指しているような方もいらっしゃいます。

【日中のスケジュール】
・つの笛
2005年2006年は細かいタイムスケジュールがありましたが、いつからか方針が変わったようで2015~2017はクラスごとに話し合いで決めていました。アンサンブルが多かったり個人レッスンが多かったり、時間配分は先生と受講生次第。工作コーナーやアルペンホルン体験もあります。
空き時間はつの笛集団所有の楽譜や各自持ち寄った楽譜でアンサンブルしている人も多いです。

・山本先生
運営の方が個人レッスン時間やアンサンブルの時間、ソロのピアノ合わせなど細かいスケジュールを事前に決めて下さります。基本的に全員参加の基礎練習は計7時間!到着後すぐと2日目の午前中、3日目の午前中はひたすら基礎練習をしますが、これも楽しいのです。
空き時間は個人練習か休憩かで、発表会の曲以外に遊びでアンサンブルしている人はあまり見かけません。

【特別講座やイベント】
・つの笛
呼吸法講座、ナチュラルホルン講座など。つの笛メンバーによるミニコンサートも毎回あります。このコンサートだけでも遠征する価値があります。
「ホルンバトル」と呼ばれるイベントが開催される年もあり、希望者が制限時間(確か3分?)以内にソロ演奏を披露して競います。

・山本先生
マスタークラスやナチュラルホルン講座がありました。オケスタのマスタークラスがとても勉強になりました。

【宴会】
・つの笛
常連さんはつの笛ジョッキを持っています。宴会中のじゃんけん大会が恒例で、協賛の楽器屋さんから豪華景品が当たります。宴会中は楽器は吹きません。

・山本先生
宴会中にアンサンブルやソロ演奏もします。プロの先生3人+参加者1人で夢のカルテットをしたり、山本先生とデュエットできたりもします。このアンサンブルは自由参加なので、初参加時は様子見でしたが2回目は勇気出してたくさん参加しました。
山本先生の楽譜やCDが当たるビンゴ大会もありました。

【発表会】
・つの笛
最終日にアンサンブル発表会があります。グループ名をつけて、こだわりポイントなどのアピールタイムもあって和気あいあいした雰囲気です。私服です。

・山本先生
2018年はソロ発表とアンサンブル発表があり、演奏会として上下黒衣装指定です。音楽ホールを使って名前と曲目のアナウンスもあり本格的な雰囲気でした。
2019年はソロ発表はなく、メインイベントとして模擬オーディションが開催されました。上吹き下吹き部門に分かれてステージで無伴奏で1人で吹きました。アンサンブル発表もありました。
2020年のメインイベントはまた違うコンセプトで企画していたようですが中止で残念でした。



ホルンが参加できる合宿は他にも
・日高川ホルンキャンプ
・エマーノンブラスキャンプ(金管五重奏メイン)
・ズーラシアンサマーキャンプ(金管五重奏メイン)
が長く続いているようです。去年は古野淳先生が中心の合宿が初開催、今年は秋吉台で少人数の合宿が初開催されていました。
関東では、つの笛サマーキャンプが一番大規模のように思いますが、もしかしたら東北や西日本のほうでは違う勢力があるかもしれません。

私が参加した5回分のつの笛サマーキャンプの名簿が残してあるのですが、同じお名前を山本先生の合宿で見かけたり、中には日高川やエマーノンブラスにも参加しているという方もいます。好きな人は好きで、毎年の夏の恒例イベントにしているようです。私もその魅力に取り憑かれているので、つの笛も山本先生も中止になった今年は夏が終わった気がしませんが、山本先生合宿仲間からアンサンブルにお誘い頂いて久しぶりに再会して1日本気で取り組んできました。


①音楽教室で継続的なレッスンを受けることが難しく②プライベートレッスンお願いできるようなツテがなく④オンラインレッスンを受けられる環境にもない方には、都合さえ合えば完結型のイベントレッスンは、とてもオススメです。プロのホルン奏者、アマチュア仲間と繋がるチャンスです。特にホルンだけの合宿は、どこを歩いてもホルンの音が聞こえて楽器が転がっていて(笑)即席のアンサンブルの楽しみもありホルン漬けの濃厚な時間が過ごせます。
来年は参加できることを祈っています。

今年は合宿代わり、にはなりませんが、コロナ禍の新しい試みとしてオンラインレッスンをいくつか試してみました。ちなみに私は家では吹けません。次の更新で、オンラインレッスンをどうやって受講したのか、私がどのような練習をしているかも合わせて具体的にご紹介します。お楽しみに。

(おまけ)過去のチラシや、つの笛キャンプの工作コーナー作品

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ペコちゃんミュート

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ホラ貝

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