トルココーヒー
トルコの飲み物といえば、お茶(chay)が一般的です。街のいたるとことにカフェがあり、いつも多くの男性客で賑わっていますが(女性客の姿はほとんど見ない。これについてはまた別の記事で)、たいていはお茶を飲んでいます。
小さなテーブルで、「チューリップ型グラス」と呼ばれる、グラスの中央部分がほっそりと引き締まった形のグラスでお茶を飲むのがトルコ式。
コーヒーも提供されますが、お茶は国内で産出されるため価格が安く(1カップ約3トルコリラ=約23円)コーヒーよりも一般的な飲み物として人気があるようです。
コーヒー豆はトルコ国内では作られていないようですが、トルコ式コーヒーも存在しています。トルコ式コーヒーの特徴は、サラサラの粉状に轢かれたコーヒー豆を水といっしょに煮て煎れるということです。
上の画像のような、取っ手付きのお盆で提供するのが伝統的スタイルです。
ちなみにカフェで提供されるコーヒーの価格は、お店によってまちまちですが、だいたい7.5〜15リラぐらいでしょう。
コーヒー粉といっしょに煮出したものをカップに注ぐので、カップの底にはコーヒー粉が溜まります。そのため、最後まで飲み干すことはしません。
煮出したコーヒーの粉がカップ底に沈殿するのを待ってから飲むのがおすすめです。
お茶もそうですが、トルコ式コーヒーにミルクを入れて飲むことはしないようです。砂糖は入れるかどうか聞かれますが、ミルクについて聞かれることはありません。
ところで、昨日、アダナAdanaから車で1時間位行ったところにあるコザンKozanという街に行ってきました。そこでいただいたのが「Menengiçコーヒー」という飲み物です。
Menengiçという植物で作られる、ノンカフェインの飲み物になります。
飲んでみるとナッツ系の風味とコクがあり、カカオに近いテクスチャです。砂糖を加えるとまさにホットチョコレートに似た味わい。ハジメテ口にする飲み物名の電車恐る恐るでしたが、非常においしく、嬉しい驚きでした。
★スタンドエフエムで英語トーク配信しています。以下のエピソードではトルコ式コーヒーにも触れていますので、よければあわせて聞いてみてください!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?