シュシュシュの娘

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シュシュシュ?
シュシュシュ?
なんで、シュシュシュ?
あらすじも見ずに動画を再生した映画。結果はアタリ。
監督はサイタマのラッパーなどで有名な入江悠監督。
今回は自主製作とのことで、監督の撮りたい傾向も見れて面白い。
主演は福田沙紀さん。
明るく華のある役を演じることが多いけど、今回は市の事務員で陰キャで暗めな役を演じている。
寝たきりの祖父を1人で介護し、毎日の朝の謎ダンスと大好物のちくわを煮た弁当を1人で食べるのが楽しみ。
誰に迷惑をかけるでもなく、それなりに暮らしていた主人公だったが、ある時先輩の自殺から市の不正を知ることになってしまう。
祖父からある秘密を打ち明けられ「バイブスを信じろ」と背中を押され不正を暴くために主人公のシュシュシュな運命が動き出す。


ネタバレ 感想







シュシュシュって何?
シュシュシュの意味は忍者。
主人公は忍者の末裔で、不正を暴くのがミッションだったのだ。
忍者という設定は、それほど重要ではなく、主題は自分の意志で歩きだす主人公の物語。
コメディタッチな割に、犠牲者もでるので緊張感がある。
陰キャで存在感がないから見つかりにくい。
ちくわが好きなのは吹き矢の才能という、しょうもない設定が逆に微笑ましい。
それ以外は超人的な能力も特になく、淡々と調査を進める主人公。
彼女が積極的になることで、周りの人間関係も変わる。
些細なことだが、彼女にとっては重要なことなのも面白い。
ラストも非常にカタルシスを感じる良い映画。
重くはないけど、適度なシリアスを求める人にはオススメの映画。

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