見出し画像

韓国屋台の一匹まるごとチキン唐揚げが美味しそうだったので作ってみた

こんばんは!本日は、韓国のヤンニョムチキンをまるごと一匹作った話です。

鶏一羽丸ごと唐揚げって、転生物語の主人公が最初に食べるハンター飯みたいなロマンの塊のようなご飯だなぁ。
YouTubeで世界の屋台調理動画で見てしまい、ロマンに虜になってしまいました。
どんな味がするんだろうか。
気になる気になる気になる……
そうだ!自分で作れば良いんじゃないか!

韓国フライドチキンを初めて食べたのは

韓国チキンとの出会いは10年以上前でしょうか。
世田谷区大蔵の成育医療センターの近所にモスバーガーがありました。微妙に交通の便が悪かったせいか、
わたしも知ってはいたものの、ほとんど利用することはなかったのです。

それからしばらくして、案の閉店してしまい、さて次はどんな店が入るのだろうと、特に期待はしてなかったのですが通りがかかる度に気にかけていたのです。

いったいいつ新しい店ができるんだと、やきもきし始めた頃、満を持して開店したのが、韓国のチキンファーストフードの『BBQチキン』日本に初上陸店だったのです。

なんでこんなところに?普通大久保あたりじゃないの??と当時かなり驚いた覚えがあります。

今ほど唐揚げはブームではなく、揚げ物系チキンフランチャイズはケンタッキーフライドチキン一強の時代です。

天下のカーネル様に立ち向かおうとするなんて、すごい気概のお店ができたものだと驚愕しました。Uber EATSなどが無かった頃、数キロの距離ならデリバリーもしてくれるサービスも良いお店だったのです。

BBQチキンのウリは新鮮なオリーブ油で揚げる事。チキンは香ばしく、さくさくで、油で揚げてるのにさっぱりとしていくつでも食べることが出来、当時どハマりしました。
タイのスウィートチリソースのような赤い甘辛タレに漬けたチキンがお気に入りでした。今思えば、あれがヤンニョムソースだったのか。

店頭に食べに行ったり、デリバリーしたりと結構な頻度で食べていたのですが、やはり知名度の低さからか、カーネルさんには勝てず店舗は直ぐに閉店してしまいました。

数年後にまた日本初上陸を謳って確か池袋だか、ヒカリエに出店、その後の唐揚げブームに乗り、着々と日本で、店舗を増やしいている『BBQチキン』がありますが、
気のせいかな当時と味が違うし、形もメニューもこれじゃない感があるので、同一チェーン店かわかりません。

あの味を再現できないかと思ったわけでは無いのですが、韓国屋台YouTube動画でまるごと一匹を揚げるチキンを見てしまい、あのときの衝撃を思い出し、そうだ作ってみようと思い立ってしまったのです。

手順動画はこちらです。

用意する物

・中抜き若鶏まるごと一羽 揚げ時間短縮のため小さめのものを
 大きい物だとフライパンに入りきらないので
・メイドイン韓国(これ重要) 唐揚げチキンパウダー


・オリーブオイル(揚げ用なので大量に必要)
・フライパン
・タッパー
・ボール
・手袋
・下味用のニンニクのすりおろし、塩、コショウ

作り方

①チキンを常温に戻しながら下味を付ける

冷蔵庫から取り出した冷え冷えのチキンをビニール袋に入れて、
適当な量のニンニクのすりおろし、塩、コショウを振りかけて揉み込む
1時間~2時間ほど室温で放置。夏場は腐らないように時間調整してね

②丸鳥チキンのあばらをバキバキと折って開ける

胴体が丸いままだと、フライパンで揚げにくいので、背骨をへし折る気合で
開きの形にします

③あばら骨と一緒に胸肉を剥がす

見よう見まねの解体です。 もしかしたらここまで処置してから常温に戻してもよかったのかも。胸肉を唐揚げとして食べやすいように塊に切る

④チキンパウダー 100グラムを130CCの水で混ぜる

まるごと一匹揚げる場合はパウダー200~300グラムくらい必要
最初に100グラム130CCで作って生地の硬さの目安にし
あとは必要な分だけ粉と水を入れて 目安と同じくらいの生地を作っていくと無駄がなくなります。
この液体をバッター液というそうです。
チキンパウダーには
⑤④のバッター液をチキンに塗りたくる

もしこのチキンパウダーから自作したい方は
原材料を参考に調合してみてください。

小麦粉、トウモロコシ澱粉、塩、黒胡椒、たまねぎ粉末、にんにく粉末、かんすい、大豆油、シナモン、調味料(アミノ酸等),pH調整剤、ウコン、生姜粉、カプサイシン、安定剤(グアーガム)(原材料の一部に小麦・大豆を含む)

amazon HANJUNG★ チキンパウダー 商品説明欄より印用
 

内側外側まんべんなく、衣をつけてください

⑥追い粉を忘れるな

バッター液を付けた跡、仕上げに粉末状態のチキンパウダーをまんべんなく塗します。この一手間により揚げた後クリスピー感が強くなります。

⑦二度揚げ 一回目低温140~160℃くらいで揚げる

フライパンにたっぷりオリーブオイルを入れて140℃くらいの低温でまずは 腹側を下にして5分~7分揚げます

まるごと一匹だと、全体がフライパンの油に沈まないので、お玉でかけ油をします。

⑧一旦引き上げて5分以上のクールダウンタイム
余熱で火を通します。このクールダウンタイム中に胸肉を揚げます

⑨二回目 180度の高温で5分

高温で表面をカリカリにします。背中側を下にして、箸で押さえつけながら全体を油に沈めます。

いい感じの色合いになったら完成です!


どことなくシナモンの香りがする、スパイシーな唐揚げでした。
あの日食べたBBQチキンとはやっぱりちょっと違うけど、でも十分美味しかったです。
2ヶ月ほどで1キロの粉を使い切るくらいには何度もリピートして作りました。
冷凍すれば,お弁当のおかずにもなるし。

最初はそのまま、後半はヤンニョムソースを付けて。
かなりお店の味に近いチキンができますよーー



この記事が参加している募集

やってみた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?