#143 自分を大切に思いやる 「セルフ・コンパッション」
自分を責めたり否定すること、ありますか?
仕事でミスをしたとき。
他人から怒られたり、悪口を言われたとき。
「 自分が全部悪いんだ 」
「 自分はなんでダメなんだろう 」
と思うこと、きっと誰しもありますよね。
自分に厳しくするほど、
他人を思いやるのも難しくなってしまいます。
そんなときに大切なのが、
✅ セルフ・コンパッション
です。
「セルフ・コンパッション」 とは?
セルフ・コンパッションは、
他人へ向ける思いやりを自分にも向けて、
優しく受け止めること。
友達や大事な人が落ちこんでるとき、
共感したり、なぐさめたりしますよね。
「 お前が全部悪い 」
と傷つくようなことを言ったりは、
きっとしないでしょう。
でも、自分が落ちこんでるとき、
私たちはこれをやってしまいがちです。
特に日本人は、自己批判的な人が多いので、
「 何か問題があったら、自分を責める 」
ということは、よくあるでしょう。
でも、
自分を責めて改善できることって、
実はほとんどないですよね。
ネガティブになって
萎縮してしまった結果、
力を発揮できなくなったり。
そもそも原因は他にあるのに、
自分に意識が向きすぎて、
それに気づけないことも出てきます。
そのため、
✅大事な人にするように、自分も思いやる
ことは、
メンタルを大切にするためにも
問題解決のためにも大切なのです。
「大事な人が落ちこんでたら?」 と考える
では、
セルフ・コンパッションを高めるためには、
どうすればいいのでしょうか?
1つは、
✅「これが大事な人だったら」と考えること。
例えば、仕事でミスをして
自分を責めてしまうときは、
「 ミスして落ちこんでるのが、友達だったら?」
という風に考えてみてください。
そしたら、
友達にどんな言葉をかけるか、
想像してみましょう。
例えば、
「でも、普段ミスしないじゃん。
これくらい誰でもあるって」
「今のうちにミスしておけば、
もっと大きい仕事のときにミスしなくなるよ」
こんな感じで声をかけるかもしれませんね。
想像したら、
その言葉を自分にかけましょう。
これをくり返していくうちに、
「 自分を思いやる 」ことに慣れていきます。
「 慈悲の瞑想 」 をする
また、慈悲の瞑想も効果的です。
慈悲の瞑想は、
✅ 自分や他人の幸せを願う瞑想のこと。
これを続けることで、
自分の感情をありのまま
受け入れやすくなったり、
ポジティブ感情が高まります。
2008年の研究では、
慈悲の瞑想を7週間続けたところ、
✅ ストレス反応が減少
✅ 自己受容や、幸福感が高まった
などの効果が出たそう。
慈悲の瞑想では、
次のようなフレーズを心の中で唱えます。
「 私が幸せでありますように 」
「 私が穏やかでありますように 」
「 私の願いが叶いますように 」
「 私の悩み苦しみがなくなりますように 」
何度かくり返したら、
「 私 」を大切な人に置き換えていきます。
詳しいやり方については、
こちらの記事をぜひ読んでみて下さい↓
まとめ
自分を責めたり、否定してしまうときは、
✅ 他人を思いやるように自分を思いやる
「セルフ・コンパッション」
を、意識してみて下さい。
セルフ・コンパッションは、
✅ 「大事な人が落ち込んでたら?」と考える
✅ 「慈悲の瞑想」をする
ことで高められます。
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この記事は、こちらの記事と本を
参考にさせて頂きました↓
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