見出し画像

#41 習慣化の隠れた敵!?「ごほうび」


新しい習慣を身につけるとき、
「ごほうび」を作りますか?


「5キロやせたらケーキを食べる!」とか、
「ランニングしたらビールを飲む!」とか。


やる気を高めるために、
ごほうびを目標にすることは
よくあると思います。


この「ごほうび作戦」、
効果が高そうに思えますが、
実は逆効果になりやすいです。


「ごほうび」があると続かない

画像1

ごほうびを目標にすると、
習慣化したいことに
嫌な感情が結びついてしまいます。


例えば「ランニング後のビール」を
ごほうびにしたら、
目的はランニングではなく、ビールになります。


すると、ランニングをすることに
義務感が生まれてしまうのです。


「ビールを飲むには
 ランニングしないといけない」
と思うと、


ランニングが「本当はしたくないこと」
なってしまって、
続けるモチベーションがどんどん
下がってしまいます。


ごほうびが無いとやめてしまう

画像4

さらに、ごほうびをもらったあと、
習慣をやめてしまう確率が上がります。


2016年の実験で、
ベンガル国の子どもたちを
2つのグループに分けて、
手を洗う習慣がつくかどうかを調べました。


それぞれ、
「何回洗ったかチェックされる」グループと、
「洗ったらごほうびをもらえる」グループです。


すると、
「何回洗ったかチェックされる」グループの方が、23%も多く手を洗ったことがわかりました。


さらにごほうびをもらった方は、
実験が終わったあと、
手を洗わなくなった
そう。 


目的が、
「習慣にすること」ではなく
「ごほうび」になると、
もらったあとに続ける理由が無くなるので、
習慣として身につかなくなります。


ごほうびは完全に敵なのか?

画像3

でも、ごほうびがまったく無いと、
やる気も出ないですよね。


特に、「今日から頑張るぞ!!」と
決意したときには、
何かしら目標が欲しいと思います。


そういうときは、段階的に目標を作りましょう。


どういうことかというと、
「〇〇を達成したら△△」
「その次に××を達成したら〇〇」と、
段階によってごほうびを決めるのです。


例えば、
「2キロやせたらアイスを食べる」
「4キロやせたらケーキを食べる」
のような感じですね。


こうすると、
目標を達成したあとも続けやすくなります。


習慣自体をごほうびにする

画像4

習慣の効果をごほうびにするのも、効果的です。


例えば、ダイエットのごほうびを
「やせてスタイルが良くなった体」
にしたり。


禁酒のごほうびを
「二日酔いのないスッキリした目覚め」
にしたり。


こうやって習慣自体をごほうびにすると、
やる気を保ちながら続けられます。


まとめ

ダイエットや運動など、
新しい習慣を身につけるとき、
モノで釣るのは逆効果になりやすいです。


「ごほうび」をつくるなら、
次の2つに気をつけましょう。

✅ 段階的に目標をつくる
✅ 習慣の効果をごほうびにする


**********************

この記事はこちらの本を参考にしました↓



このボタンを押してくれたあなた、どれだけいい人なんですか😭この恩、絶対にお返ししますね!