商品のメリットじゃなく、ベネフィット訴求を大切にー。新卒SNS担当がTikTok投稿で160万再生のバズを生み出すまでの話
「はじめまして。新卒の高橋三奈です。」
がこの1年の挨拶でしたが、4月からはこの挨拶ができなくなり、新卒2年目を迎えます。
このnoteでは、私がSNS担当として一年間TikTok投稿で取り組んできたこと、大事にしていることなどを書きました。SNS運用でお悩みの方、または新卒の皆さんのお仕事の参考になれば嬉しいです!
自己紹介
改めまして、現在Hameeマーケティングコミュニケーション部でiFaceなど自社製品のSNSを担当している高橋といいます。
今は実家のある群馬県に住んでいて、いざ!小田原制度を利用して新幹線で小田原オフィスに通っています。週末は家族で近くの山にキャンプに行ったり、野菜を育てたり、犬と公園で遊んだりスローライフを送っています。
「群馬県ってパスポート必要だっけ?」ってよくいじられますが、私の住む伊勢崎市はラーメン街道があったり、ショッピングモールがあったり、コストコも近いし、結構栄えてますよ(ドヤ)
小田原に初めて来たのは内定式だったのですが、自然に囲まれて都心へのアクセスの良い小田原はどこか親近感がありました!群馬には海がないので、海があるのがいいですね!(海ナシ県は憧れを持っています)
大学生時代はがっつり営業マン
いつもこの話をすると驚かれます。
弱々しい見た目の私が営業していたの?しかも長野で?って。
私は約2年間、在学中にインターンで蓄電池の訪問販売の営業をしていました。長野県まで毎週東京から車で3時間。行くだけでも結構疲れるのに、冬の雪の中や、夏の炎天下の中でも歩いて歩いてピンポンを押しまくって住宅機材を売っていました。
俗にいう「訪販」なので、時には怒鳴られたり、門前払いなどもありました。当時は交通費なしのフルコミッション制の給与体系。最初は無賃で精神的にも金銭的にも本当に辛かったです。でも遊ぶだけの大学生活は嫌で、何か夢中になりながら頑張ってやり遂げたい。そう思って働いていました。
おかげでコミュニケーションの仕方はもちろん、精神面でめちゃくちゃ鍛えられました。高価であり、家の安全を守る製品なので、仕事に対する責任感も芽生えましたし、契約が決まると自信にもなりました。
学生時代にこんな経験はなかなかできないと思うので、今振り返るととっても良い経験だったなと思います。
ネット販売に興味を持ち、Hameeへ
訪販営業はどんなに良い商品でも1日に40~50人くらいの人にしか商品の良さを伝えることができません。でもITを活用したら、より多くの人に効率的に商品の魅力を伝えられるし、様々なアプローチができるのではないか。
そういった思いからネット販売に興味を持つようになり、就職活動を通してHameeに出会いました。
HameeはECの老舗であり、楽天市場に出展する5万店舗以上の中からベストショップを決める「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー」を通算10回受賞していたり、ECにとても強いんです!
そんな環境に身を置きながら、ネットでの商品の売り方を学びたいと思い、Hameeに入社を決めました。
試行錯誤しながら気付いた、ベネフィットを伝える大切さ
入社後、マーケティングコミュニケーション部SNSチームに配属され、主にInstagramを利用したiFaceなど自社製品のPRを担当することになりました。
今までは趣味の一部でしかなかったSNS。SNSで商品を売るにはどういう工夫が必要なのか。どんなことをしたらもっと商品の魅力が伝わるのか。本を読んだり、動画を見たり、あれこれ試行錯誤する日々でした。
そんな頃に先輩たちの助言で始めたのがTikTokです。「ショート動画を伸ばしていきたいからTikTokをやらせてほしい!」と上長に直談判したところ、任せてもらえることになり、Instagramに加えてTikTokの投稿も始めました。
私はいわゆるザ・Z世代ですが、TikTokを見る習慣はあまりなかったので、とりあえずバズっている動画を見まくって分析を繰り返し、いろいろな動画を作り続けました。
せっかく時間をかけて撮影をしても、いざ動画制作の場面になると「撮影方法変えた方が良かったな」「この位置じゃなかった……」など、うまくいかないことこともしばしば。
「昨日の動画よりも少しでも分かりやすい動画を届けたい!」という想いで投稿を続け、開始から3カ月くらいの時にようやくバズ動画を一本生み出すことができました。
内容はiFaceカメラレンズプロテクターの機能を紹介するもの。でも、バズったのはもちろん嬉しかったのですが、この頃は全然良い動画のアイデアが思い浮かばず、徐々に自分の中では自信がなくなっていました。
入社当時は消費者視点がある意味高いということもあり、こういう情報が欲しいとかアイデアがどんどん思い浮かんだのですが、自社商品への理解を深めたり、細かい情報を知れば知るほど、消費者視点の感度がどんどん低くなっているように感じてしまって。
動画を作っていても機能性ばかりを詰め込んだ投稿に何かモヤモヤしていました。
そんな時に先輩から「商品のメリットばかりじゃなくて、ベネフィットを伝える必要があるんじゃないかな」というフィードバックをいただいた時に、ハッとしました。
世の中には便利な商品がたくさんあるからこそ、メリットを伝えるだけじゃ売れない。商品を実際に使うことで改善されること・解決されること、そういったベネフィットをしっかり伝えることが大事だと改めて気付くことができました。
ベネフィット訴求を特に意識しながら作ったのが、こちらの動画です!
「修学旅行で救世主になれる!」というキャッチコピーで、自社製品のhumor(ユーモア)AC&USBタップを取り上げたところ、公開から2週間で100万回再生(現在は約160万回)を獲得できました!!
修学旅行の宿泊先って人数は多いのに部屋のコンセントは意外と少ないので
結構不便なんですよね。そんな時にこの商品があれば、コンセントが足りない問題もパパっと解決するよ!救世主になれるよ!という内容で、実際にベネフィットをしっかり提示できたのかなと思っています。
慣れや積み重ねはもちろん大事なんですが、SNS動画というユーザーさんに一番近い媒体での発信だからこそ、常に「動画を見る人たちが一番知りたいことってなんだっけ?」と自問しながら、寄り添った内容の動画を意識して作っています。
学生の頃もSNS投稿を趣味でやっていましたが、こんなに毎日悩めるのは真剣になれたからこそ。苦しいこともありますが、今はSNSマーケティングを全力で楽しみながら運用しています!
「TikTok×企業」は今後も増えていくと思うので、Hameeも負けないように投稿していきたいです!
「やりたい」を「やれる」に変えてくれる会社
社歴や年齢に関わらず、「これをやってみたい!」という情熱があれば、「とりあえずやってみな」と、挑戦させてくれるのがHameeのいいところ。
困ったときにはすぐに手を差し伸べてくださる優しい先輩、肯定してくれる仲間がたくさんいますし、私も1年を振り返ってめちゃくちゃ助けてもらいました。
正直、何事もやってみなきゃ誰にだって上手くいくか分かりません。守ることもとっても大事ですが、守りばかりじゃ今の時代取り残されていってしまいますし、声をあげていかないとチャンスはつかめないと私は思います。
なので、私はこれからも自分のやりたいことに向かって、会社でできることはたくさん挑戦していきたいです!!
Hameeはとにかくヒトがいい。
会社の一番好きなところは本当にいい人が多いところです。
新卒がこんなに天国みたいなところにいていいのかっていうほど、助けてくれる人ばかりです。
1人じゃできないことをみんなでやるのが会社だと思うので、今までもこれからもたくさんの先輩方に相談しながら、SNSで多くの方々にHameeの良さを届けられたらと思っています。
部活動で他部署の人たちと仲良くなることができたので、後輩ちゃんができたら絶対におすすめしようと思います。
ちなみにHameeには部活動制度があって、私はスキー部、クリ魂ファイヤー部、芸道部に所属しています。どの部活でもたくさんの先輩たちに暖かく迎え入れていただきました。
また新たな1年もさまざまなことに挑戦しながら、Hameeの先輩たちとたくさんの思い出を作っていきたいと思います!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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