【小田原移住ブログ】「ダメなら東京戻ればいいや!」ゆるふわな決意で移住して10か月、小田原暮らしかなり気に入ってます
「1年以上働いて、一度も辞めたいと思わなかったの、初めてだわ……」
と最近気づきました。
はじめまして。社会人6年目、Hamee入社2年目のかわちと申します。
実は転職経験が多く、Hameeは3社目なのですが……。好きです、Hamee。
そんな私ですが、告白すると、「小田原にある会社で働きたい」と思ったのがHameeを知ったきっかけで、以前からHameeについて知っていたわけではありません。
東京砂漠で体調どん底、高い家賃を払って家にはほとんどいない生活に飽き飽きして小田原移住を企て、その流れでHameeを知り無事受け入れていただいたわけですが、聞けば私のように小田原移住ありきで入社する人ってそんなに多くないんですって。
なので本記事は、どうしてわざわざ小田原を選んで移住してきたか、そして実際移住してみてどうか、というのを赤裸々にお伝えしたいと思います。
「Hameeで働きたいけど、小田原に行くの怖いよ~!」という方や(まあ「いざ!小田原手当」もあるので移住しなくてもいいんですよ!)、ただ単に小田原移住に興味があるという方にとっても参考になれば嬉しいです。
小田原に住んでみて感じるいいところ
私の中で大きい小田原暮らしのメリットは、そのまま次項の「小田原を選んだ理由」になりますので、ここでは住んでみたからこそわかったことをお伝えします。
それは……「意外に困らない」です。
以前住んでいた東京の目黒区に比べて、生活していて何か足りないと思うことがありません。むしろ便利になったくらいです。
目黒区祐天寺も良いところだったのですが、スーパーは複数あるものの広くない、百均もない、生活用品が買える場所がない、という感じで、私にとっては不便でした。本屋さんも駅前に小さいのが一つでしたし……。
もちろん自転車で15分ほどで恵比寿に行けたり、歩いて中目黒も代官山の蔦屋書店も行けたので、そういう意味では「便利」でした。でも、私そういうところ毎日は行かないタイプでして……。
たまに行くおしゃれスポットより、日々の生活に必要な店へのアクセスのしやすさが私には大事でした。
その点、小田原駅周辺はなんと本屋さんが3つもあります!
新幹線改札口に「三省堂書店(よく取り寄せするので最近顔を覚えられて気まずいです。入口からレジカウンターに直行する私を見て、荷物を取り出してくれる有能な店員さんがいます)」、
東口の駅直結ビルのラスカ内に「有隣堂(広いし天井が高くて居心地がいい!品ぞろえはそこそこだが新刊に強い)」、
駅から少し歩けば圧倒的な品ぞろえの老舗の漫画専門店「ピーナッツハウス まんがのまめや(買い物したらお菓子がもらえるが、その内容は購入金額に比例するぞ!普段は飴ちゃんだけど爆買いするとホームパイがもらえることも)」、
もう少し歩けばアニメイトや、「平井書店(小田原まちなか朝市というイベントの開催場所だったり、近隣の学校の教科書販売店だったりと、地域に根差した歴史ある本屋さん)」もあるんです…!
スーパーは正直それほどは多くなくて、しかも駅から少し離れたところに点在しています。その分一軒一軒しっかりと売り場の広さがあり、物価も控えめ(都内比)、東京では手の届かなかった魚を日常的に献立に取り入れることができています。
祐天寺になかった百均はなんと3軒!
ダイソー、キャン★ドゥ、セリアがあります!!
自転車を飛ばせばお隣の鴨宮には映画館&ショッピングモール、ニトリやカインズもあります。
それでも手に入らないものはネットで買えばいいので、少なくとも私は今のところ困ったことがないです(服やデパコスはさすがに東京で買っていますが2か月に1回行くので充分間に合います)。
なんで私が小田原に?
これほど「小田原!小田原最高!」と言っている私ですが、大阪生まれ大阪育ちで、この土地には縁もゆかりもありません。
きっかけはたくさんあったと思うのですが、特に際立っていた以下の理由で小田原移住を決めました。
1, 海も山もあり、自然が近い
就職で上京するまで大阪に住み続けていたのですが、大学は神戸に通っていたので海と山に挟まれた土地が元々好きでした。
初めて小田原に遊びに来た時も妙にしっくりきて、空気も爽やかに感じ、すごく清々しい気持ちになったのを覚えています。
Hameeの採用試験のため再訪した時は2月末くらいだったのですが、駅から会社に向かう途中に沈丁花の香りがしてすごく嬉しかったです。
そんな風に季節の移り変わりを感じることが東京では難しくなっていました。もっと土の匂いのするところで暮らしたかったんです。
2, 土地が安い
身も蓋もないですが、大事なところでした。
小田原に越す前は目黒区の祐天寺に住んでいて、当時から不動産の広告をよく見ていましたが、一生家なんて買える気がしませんでした。
でも小田原なら今より広い家に、今より安く住めるのでは……?と夢を見始めたのです。
▲当時の計算メモが残っていました。
夫が東京勤めなので、新幹線通勤に費用をかけてもなお東京にいるより安く済むのかを検証しました。(在来線分は勤め先から満額もらえるので、差額を自分たちで払う想定です)
ちなみに当時住んでいた家の家賃は132,000円、つまり上の計算だとちょいプラスになってしまいます。新幹線の定期代って高いですね。
しかしそれでも移住した方がいいという結論を出したのは、マイホームが欲しかったから。
私たちにとっては東京で戸建てなんて夢のまた夢、中古のマンションを買うとしても高すぎる……。でも、小田原ならマイホームを建てられる……。
不可能が可能になる、だって土地が安いから!!
そんなわけで移住に踏み切りましたが、ここで嬉しい誤算が。
Hameeには小田原手当という、小田原近郊に住むと20,000円/月もらえる手当があります。それを引くと負担は128,230円……。
見事、賃貸暮らしの現時点でも目黒時代よりマイナスになりました!
日々の食費もかなりお安くなりましたので、その分でもマイナス!!
我が家の家計簿的にも良い判断だったということで今は安心して小田原暮らしを続行しています。(※戸建ての価格はあくまで想定です)
3, 新幹線停車駅(東京にいつでも行ける/戻れる)
東京の良さを享受するには精神が田舎者過ぎた私ですが(おしゃれな服屋さん入れない)、唯一東京を離れる上で不安だったのが、映画が観にくくなることでした。
小田原には2つもシネコンがあるので割と恵まれている方なのですが、それでも観られない映画というのはどうしてもあります。
東京には名画座やミニシアターなど地方ではあり得ないほど映画にふれる機会があり、そこから遠ざかるのは残念だったのですが、よく考えたら東京までは往復でも2時間かからないんですよね。大学へは毎日往復4時間かけて通っていたのでそれに比べたら楽勝です。
今は2か月に1回必ず東京に行って、小田原まで来ない映画をまとめて観るようにしています。
また、夫が都内勤務で転職の予定もないので、都内に通えることが大前提でした。
激務かつ勤務時間がバラバラな仕事なので、本当にそれほど遠くに住んでやっていけるのか不安だったのですが、東京近郊から満員電車に乗って通うより、新幹線で通勤する方が快適なのでは…?と考え、実際にそうした通勤スタイルの方が周りに多かったので踏み出せました。
とはいえ、実際にやってみないとわからないので、無理ならすぐに東京に戻ろう、と決めて小田原暮らしを始めました。
これからどうなるかはわかりませんが、もし戻ることになったとしてもすぐに戻れるのも良い距離感だと思います。
その時は私も「いざ!小田原手当」を使わせていただこうかな…。
小田原に住んでみて感じる残念なところ
ここまで褒めちぎってしまったので、悪いところも書いておかないとフェアじゃないですよね。
とは、思うのですが……あまり思いつかず……。
強いて言えば以下のような点です。
1, 小田原駅前がターミナル駅の割にそんなに栄えていない
私は充分栄えていると思いますが、よく見ればシャッターが閉まったままのお店がちらほらあります。昔を知る方が「寂れてしまった」と言っているのを耳にしたこともあります。
個人店もおいしくて素敵なところがたくさんありますが、いわゆるチェーン店の存在感が強く、地方都市にありがちな景色で面白みがないと感じる方もいるかもしれません。
ただミナカ小田原もできたことですし、何と言っても今はコロナ禍なので……これからが小田原の快進撃だと信じています。
2, 一番の遊び場、鴨宮のショッピングモールへのアクセスが悪い
前述の通り、お隣の鴨宮駅にショッピングモールや娯楽施設(フレスポ小田原シティモール、小田原ダイナシティ、コロナワールドなど)があるのですが、駅からとても遠いです。
1日に数本はダイナシティ直通バスがあったり、コロナワールドは小田原駅から送迎バスが出ているのですが、なかなかスケジュールが合わなくて結局自転車で行っています。
自転車が心地いい季節はいいんですけど、それ以外はちょっと行くのが億劫になることもあります。まあ地方都市あるあるですし、現状車がなくても何とかなっているのでマシな方でしょう。
そういったこともあってか、Hameeには結構鴨宮に住んでいる人も多い気がします。
結論:白髪も減ったしお財布肥えたし今のところ正解
「いつでも戻れるから決めた」と公言しているように、私は「この土地に骨を埋めるんじゃ!!」といった強い覚悟を持って小田原に移住したわけではありません。
ていうかそもそも、東京にしょっちゅう遊びに行っていたり、家族が東京で勤めている私が『移住した』と言っていいのかも怪しいです。
でもそれぐらいの半端な気持ちで始められるのが小田原移住のいいところでもあると思います。ダメなら戻ればいいんです、東京なんてすぐそこです。
でもそんな私が10か月間、絞り出さないと不満が出ないくらい機嫌よく生活できているのですから、やっぱり小田原よくないですか?
小田原に住んで働くもよし、遠くに住んでたまにオフィスに来るも良し、色んな小田原との関わり方ができる小田原推しのHameeで、
小田原デビュー、しませんか?
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