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「あなたが、学生時代に最も力を入れたことは何ですか?」

これは、会社に新卒で入ろうとして一般的な就活をすると、お仕事体験や本選考で誰もが要求される質問だ。

1DAYお仕事体験に申し込むのに、「ご自身がどのような役割で、どのタイミングのどういった場面で、どう考え、どう行動したかが わかる具体的な事例をご記載下さい。 ※書式自由、A4用紙1枚以内」

という、内容のお題を出された。

もちろん、書式自由なので、漫画やイラストを描くこともできるし、写真好きなら、自分が撮った写真を貼り付けたり、ポエムを書くこともできる。

ほとんどの会社が、300字以内などの書きやすい文章量に対して、この会社では、A4用紙1枚以内と正直何文字書けばいいのかわからない文章量だ。

書きすぎてもよろしくないのでは?と感じ、他の会社と同じように、当初私は、300文字程度に収めようとしていた。以下の文章がそれに値する。


最初に書いた文章

私が、学生時代に最も力を入れたことは、調理補助のアルバイトだ。
なぜこの仕事を始めたかというと、私自身小さい頃から料理人に憧れがあり、大学生になって主に日本料理店に興味を持ったからだ。
最初は、”美味しい賄いを食べることが出来るかな”くらいの軽い気持ちで仕事を始めた。しかし、実際にアルバイトが始まってみると、想像以上に単純作業が多く、そこで自分の不器用さを痛感した。「野菜を4mmに切って」と指示されてもうまくいかず、上司から怒られる日々が続いた。
毎回怒られる度に「辞めたい」と感じたが、もっと練習すればうまくなるかもしれないと思って働き続けた結果、半年後にようやく野菜を4mmに切ることができるようになった。
この出来事から私は、物事を継続することの大切さを知った。この経験を励みに、社会に出てからも様々な局面で頑張っていきたい。

この文章に関して、メンターさんから以下のようなフィードバックを頂いた。

内容が薄いというフィードバック

A4用紙1枚以内 なので、正直少ないと思います。
記入してくれている調理補助のアルバイトストーリーは、この内容だと「薄い」という印象になってしまうのは否めません。
簡単にまとめると「最初は出来なかったけど、一生懸命練習したら4mmに切ることが出来るようになった。」となってしまいます。
これは非常に悔しいことなので、もっと詳細を書きましょう。
お題にもあるように
【詳しく教えてください。ご自身がどのような役割で、どのタイミングのどういった場面で、どう考え、どう行動したかが わかる具体的な事例をご記載下さい。】です。

ハッとさせられたフィードバック

この企業に関しては、【個性・創造性・アクティブさ・パッション】といったベンチャーマインドのある企業だと感じます。
「山本さんがどんな人物なのか?」という”人”にフォーカスを当ててくれる企業だと思います。

だからこそ、山本さんの感情の変化や気持ちをもっと詳細に記載してあげる必要があります。

相手は山本さんとあったこともしゃべったことも無い人事です。そこを意識して書いてみてください!



誰でも書くことが出来るエピソード書いていた私

私は、フィードバックをもらってから、誰にでも書くことが出来るエピソードを書いていたことに気が付いた。

正直、私はよく人から「個性が強い、面白い体験してる」等と言われるので、「個性」を重視している企業が私に合っていると感じている。

しかし、周りにいる人は私と何回も会って話したことがあったり、会ったことないにしろ話したことがあるので、私がどんな人間かがわかるが、私と会ったことも話したこともない人に私の良さを伝えるのは想像以上に難しいことを痛感した。

また、「出来なかったことが出来るようになったという、自分自身の良さや個性が伝わらにくいエピソードを書くともったいないと感じた。

私はこのメンターさんから、「何をもって”普通”の大学生っていうのかはわからないけど、君は”普通”の大学生よりめっちゃいい経験してるじゃん!良いエピソード書けるよ!」って言ってくださり、嬉しかったのを思い出した。

「私にしか書けない文章で、私の思考の内部や行動や感情がよくわかる文章」これを意識して、書いた結果、4時間かかってしまったが(苦笑い)、最初とはエピソードを変えて、若干見違えるほどの文章になった。

4時間かけて考え直した文章


私が、学生時代に最も力を入れたことは、「自分が見たことがない世界を、自分の目で見に行くこと」です。
私は、自分がまだ行ったことがない場所、体験などに興味が湧き、心がワクワクする人間です。
自分が見たことがない世界を見ることが出来たと感じる経験はたくさんありましたが、具体的に印象に残った1つの出来事について説明します。


ある時、知り合いの社会人の方に、「障害を持っている方とのご飯会」があるというお誘いを受けました。私は、障害を持っている方とプライベートな場面でお話ししたことがなかったため、参加してみることにしました。
そこで私は、ご飯会の最中に聴覚障害の方がいるということを忘れており、普通のペースで話していました。しかし、彼らには早口に聞こえてしまい、とても困った表情をしていました。その際に、「聴覚障害の方がいる」という状況を鑑みずに、会話してしまった自分に対して少し罪悪感を持ちました。そこで、その場の全員がFacebookのメッセンジャーグループに参加し、音声入力機能を利用して、自分の発言がメッセージに表示されるようにして会話を始めました。
私は「聴覚障害の方と会話を楽しみ、知り合いになりたい」と感じていたのでいつもよりゆっくりと、且つ何を発言しているのかがよくわかるように、はっきりと発言することを心掛けました。
すると、私の言いたいことがその方にもしっかり伝わり、お互いに会話やその場での食事を楽しむことが出来ました。
また、私はよく、自分が目で見て学んだことを忘れないよう、Facebookに自分の考えを投稿していますが、その方は私が投稿した文章についての意見を頻繁に書いてくれています。
最初にお会いした際に、音声入力機能を使い、工夫して会話したことで、3か月ほど経過した今でも、連絡を取る関係性になっていることが嬉しいです。
自分の見たことが無い世界に積極的に足を踏み入れることで、こんなにも自分の価値観が広がる経験が出来たことに今でも胸の中心が熱くなる思いがあります。
私は約1億2500万人住んでいる日本で、出会い方が偶然であったとしても、一人一人と出会えたことは「奇跡」だと考えています。何かのご縁で出会ったのであれば、そのご縁を社会に出てからも大切にして生きていきたいです。

個性を殺さず、出しすぎず?

今回のように、私の個性を出しつつ、出しすぎずで、お仕事体験や面接を乗り越えたい。

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