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「組織に必要な成長文化」

濵桜コンサルティングの濵野芳裕です。
今回は「成長文化」についてのお話しです。

マネジメントの父と言われる
ピーター・F・ドラッカーは

マネジメントとは
「人と組織を活かして成果を上げる」
ことだと言っています。

人が成長し、
組織の成果を上げる為には、
「成長文化」の構築が必要です。

「成長文化」とは

組織や企業内で
人が育つ環境をつくることです。

個人やチームが
学び、成長し、進化することに
価値観を持った企業文化のことです。

「人材育成」を中心に据えた
マネジメントが「成長文化」に
繋がります。

「成長文化」の
主な特徴や要素は
以下のようなものがあります。

1)学びと挑戦

成長文化の下では、
新しいスキルや知識の獲得が
求められます。

心理的安全性が
担保された環境で
失敗やミスを恐れず、
挑戦的なプロジェクトに
取り組むことが重視されます。

2)フィードバックと改善

フィードバックは
成長の機会として捉えられます。

組織や上司、メンター、同僚からの
建設的なフィードバック
(成長フォーカスフィードバック)を
受け入れ、それをもとに
改善を図る文化が築かれます。

3)メンタリングとサポート

成長文化は、
上司やメンター、同僚からの
サポートやアドバイスや
フィードバックを活用することを
奨励します。

新人や経験の浅い人々が
経験豊富なメンバーやリーダーから
学ぶ機会を提供します。

4)目標設定と透明性

個人やチームが明確な目標を設定し、
その達成度をフォローすることが
重要視されます。

進捗状況や組織全体の方向性に対する
共通認識が高い環境が整えられます。

5)多様性と包括性

成長文化は、異なるバックグラウンドや
視座(視点)を尊重し、
多様な人材を受け入れる文化を育みます。

多様性を尊重することで、
メンバーから自由に幅広いアイデアや
アプローチが生まれることが
期待されます。

6)成長と成果への焦点

成長文化は、
メンバーの努力と継続的な改善
(PDCAを早く回す)を通じて、
メンバーの成長と成果を
追求することを重視します。

結果とプロセスを評価し、
達成した成果を承認することで、
モチベーションとパフォーマンスの
向上に繋がります。

成長文化は
組織のパフォーマンスや
メンバーの満足度を向上させる
ためにも重要な役割を果たします。

ただし、
これを築くためには、
マネージャー、リーダーや、
各メンバーのマインドセット、
組織の価値観、仕組みの見直しなど、
さまざまな要素が必要となります。

今後、それぞれを詳しく
お伝えしていきたいと思います。

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