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【高校生/個別指導】浜村ゼミのオンライン個別指導を開催!活動にかける思い

1月27日〜28日、浜村ゼミとして初の、オンライン個別指導を開催しました。参加してくれたのは高校2年生と高校1年生の2人。

この記事では、当日の活動報告を交えながら、浜村ゼミにかける思いを書き綴りたいと思います。


大切にしたいのは「好奇心」

子曰わく、之を知る者は之を好む者に如かず。之を好む者は之を楽しむ者に如かず。

『論語』雍也第六より

論語にある言葉です。要するに、楽しんで学ぶのが一番良いということですが、私もそう思っています。

でも、この言葉の真意を理解できるようになったのは遅く、実は社会人になってからです。新卒で入社したのは、通信インフラなどの大型システム開発を行う会社。社員の約9割がシステムエンジニアでした。彼らは仕事終わりの平日や休日にも社員寮に集まって、みんなで勉強会を行なったり、社外セミナーに積極的に参加していました。

それくらい、心から楽しんで学んでいたのです。義務でも何でもなく、ただただ楽しんで学んでいる彼らには絶対に敵わない。そう思った時から、僕も自分が楽しめることに全力で向き合おうと考えるようになりました。

彼らにあって、当時の僕にはなかったもの。それは「好奇心」です。

「好奇心」は、自ら疑問を抱き、問いを発する能力だと思います。ニュートンが物が落ちる現象、つまり物体が地球に引きつけられる現象に興味を持ったように、「好奇心」という人間独特の大切な能力を高校生たちには、磨き続けてもらいたいと願っています。

ぶつかり合う泥臭い対話から逃げないでほしい

学校教育の新しい学習指導要領の改定により、授業で「主体的・対話的で深い学び」というものを実践していくことになりました。深い学びのためには対話が必要。学校現場でも対話の力が見直されています。

しかし、対話はそんなに綺麗事ではない、と僕は考えています。

プライベートの話になりますが、我が家でもたまに夫婦喧嘩をします。。きっかけは本当に些細なことです。喧嘩の最初の方は、お互い自分の主張を譲ることはありません。それまで築いてきた関係性は、そこで一旦崩れる、そういう感覚すらあります。

でもお互いが納得するまで話し合うんです。すると、十分言いたいことを言ったくらいの時に、初めて相手を理解できるようになります。自分の間違いにも気づけるようになるのです。終わってみれば、喧嘩前よりもお互いのことを尊重し合える関係になっていることに気づかされます。

このように、お互いにぶつかり合う泥臭い対話を経験してほしい。たとえ、一旦関係性が崩れたとしても、時間をかけて納得するまで話し合えば、もっと強固な信頼関係を再構築することはできるのです。

その感覚を、若い時から養ってほしいと思います。

当事者意識を育み、まちの未来を明るくしたい

少しここで、僕のもう一つの仕事にも関わる「政治・選挙」について話したいと思います。皆さんは全国的に、市長選挙で現金給付を公約に掲げて当選した事例が広がっていることをご存知でしょうか。

例えば、ある自治体では、全市民に一律5万円を給付することを公約に掲げた候補者が初当選しました。しかし、給付にかかる費用は約200億円。市長はなんと、市の貯金にあたる財政調整基金を全額取り崩すなどしてまかなう方針を示したのです。

ここでいう、「財政調整基金」は使い道が自由な財源とされており、一般的には老朽化した公共施設の整備に充てたりしています。ですが、それを全額取り崩すということは、将来に備える財源をほぼ使い切ることを意味するのです。まちのお金を自分のお金だと思っていれば、こんな使い方は誰がするのでしょうか。

でも、そんなまちのリーダーを選んでしまった人たちもたくさんいるのです。無関心であっても、無関係ではいられないのがまちのこと。にも関わらず、まちの将来は他人事と考える人が増えてしまえば、まちは衰退していくこと間違いありません。

だから「当事者意識」を育みたいのです。自分が住んでいるまちのことを自分事として捉えられる人を増やして、まちの未来を明るくしたい。教育者として、そう強く思っています。

伴走者として学びを支えていく

勉強、部活動、学校行事、習い事、塾、バイト、恋愛、遊び・・・etc
昔も今も、実は高校生は忙しいのです。

河合塾マナビスのWebサイトに掲載されていた高校生の平日一日のスケジュールによると、平日1日あたりの自由時間はわずか1時間未満。他の時間は、びっしりと予定が詰まっています。

出典:河合塾マナビス「高校生の一日のスケジュールってどんな感じ?」

1日のスケジュールの中で1番比重が大きい「学校」では、学習指導要領に沿って、様々な教科・科目を勉強しています。ご承知の通り、卒業要件を満たすためには、単位の修得が必要であり、授業に休まず出席することはもちろん、定期テストでも一定以上の点数を取ることが求められます。さらに、これまでの大学入学共通テストは、「国語」「地理歴史」「公民」「数学」「理科」「外国語」の6教科30科目でしたが、新たに2025年度入試からは「情報」が加わり7教科21科目になる予定です。勉強しなくてはならないことが増え、忙しさが増すのではと危惧しています。

しかしだからと言って、教科数・科目数を減らすべきと主張したいわけではありません。学校で習うことは大事なことばかりです。そして、社会人になれば、どんなに忙しい状況でも、一つ一つ結果を出すことが求められるからです。

それでも、社会人より人生経験の浅い高校生たちです。未熟な彼らだからこそ、彼らには「伴走者」が必要なのではないでしょうか。両親でも、学校の先生や先輩後輩でもない、ちょっとしたことでも相談できる相手がいれば、安心感が生まれてくると思います。安心感が生まれれば、目先のことばかりではなく、視野を広げ、将来についてもじっくり考えることだってできるでしょう。

「課外活動の上下関係が厳しすぎて辛い」
「ずっと他人と一緒にいる空間がストレス」

先日の浜村ゼミに参加してくれた高校生も、日頃の人間関係における悩みを相談してくれました。1人で抱え込んで悩むのではなく、一緒になって考えていきたいと思います。

浜村ゼミでは、こうした思いで、好奇心、対話力、当事者意識を育む教育を展開していきます。どうか、今後ともご指導ご支援のほどよろしくお願いいたします!

活動に対するご支援について

若者の学びを支援するためには、どうしても活動資金が必要になります。浜村ゼミや松南志塾の活動や趣旨にご賛同してくださる皆さんのご寄付や支援を募集しています。

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