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【高校生/キャリア教育】人生100年時代を生き抜くために必要な自分のアイデンティティの築き方

先日「今夏から始める、高校生のためのキャリアセミナー」を開催しました!

なぜ、高校生向けのキャリアセミナーを開催したのかというと、昨年10月に個人的にはとても驚愕したニュースを読んだからです。

それは、小中学校の不登校児童生徒数が近年、増加の一途を辿り、過去最高の24万4940人になったというニュースでした。

そのニュースを見て以来、自分でも何か出来ることはないかと考えた結果、学生の頃に開いていた寺子屋を復活させようという思い至りました。

理想としている寺子屋は、学習指導をするだけの場所ではなく、「またここに来たい」と思わせるような居場所づくりの要素を含んでいます。

保護者や先生のような上下関係ではなく、利害関係もない、少し年上の先輩が後輩たちの成長を支えるような場を寺子屋で実現できるのではないかと考えました。

すぐに学生時代に一緒に寺子屋の講師を務めていた、小川に連絡を取り、まずは出来ることから始めることとなりました。

そして開催したのが、今回のキャリアセミナーです。


今や「人生100年時代」と言われる時代が到来しました。

あるデータによると、2007年生まれは107歳まで生きる確率が50%もあるといわれています。

そういう時代を生き抜くためには、これまでの教育→仕事→引退という3段階のキャリアプランではなく、自分だけのキャリアプランニングをしていかなければなりません。

と、少し年上の先輩として、ちょっと偉そうに高校生の前で語らせていただきました。笑

キャリアセミナーの様子

しかし本題は、私の薄っぺらい話ではなく、その後のワークショップでした。

ワークショップでは、一人一冊ノートを渡し、そこに自分の思ったことや感じたことをとにかく書き記していくだけのワークショップです。

例えば、自分の好きな人・もの・ことについて挙げてみたり、これまでの人生の中で一番嬉しかったことや、達成感を抱いたこと、悔しかったことを書いてみたり、とこういう具合です。

質問は単純ですが、いざ始めてみると、なかなかペンが進まず、苦戦していた様子の高校生。私と小川の二人で、一人一人ヒアリングしていきます。

「なんで、友だちが好きなの?」

「学校が誇り、そこから見えてくる自分が大事にしていることは何?」

「なんで、あえて相手と違う意見を言うの?それは君が何を大切にしているから?」

すると、苦戦していた高校生たちも、少しずつペンが進むようになり、自己開示できるようになっていきました。

あっという間でしたが、約2時間、こういう時間が続きました。いっぱい考えたので、2時間が経つと、さすがに疲れた様子でした。おかげで用意していたお菓子のうち、糖分を多く含むパイの実がよく売れました。笑 それでも、「自分に向き合って、少しでも自分を知ることができたのが楽しかった」という感想を聞けたことに、このイベントを企画した価値を感じることができました。

ただし、今日のイベントはきっかけにすぎず、大事なことは継続して自分と向き合うことです。

参加した高校生たちには、ぜひ、家に帰ってからも自分と向き合って、アイデンティティを築いていって欲しいと思います。

今後もこういった単発のイベントに加えて、オンラインも含めた様々な取り組みを企画していくつもりです。

ぜひ、お楽しみにしていてください!


他の活動について

他の活動としては、文通もやっています。講座まで受けなくとも、自分の思いを誰かに聞いて欲しい方がいたら、ぜひこちらも見てみてください。

私の自己紹介

拙文ですが、自己紹介の記事も投稿しています。
初めての方はぜひ読んでいただけると嬉しいです。

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