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ブラッド・ピットにはなれないけど 6/23

6/23(日)

人生で初めて、友人の結婚式に参列した。
この日のためにスーツを新調。仕事柄、なかなか袖を通す機会がないため、落ち着かない。スーツは男の戦闘服とはよく言ったもので、着ていると、幾ばくか男らしさが増しているような気分になる。意気揚々と姿見の前に立ってみるも、そこに映っているのは駆け出しの漫才師だった。華奢の着るスーツはなんというか、よりいっそう頼りなさを助長している気がしてならない。予定ではブラッド・ピットよろしくセクシーな着こなしを披露するはずが、これでは予定不調和である。筋肉由来の厚みが圧倒的に不足している。やはり後背筋を鍛えるべきなのだろう。となるとやはりジムに通わなくてはならない。ジムは怖い。あそこは俺には少々ホットすぎる。筋骨隆々の大男が振るうダンベルの衝撃波で粉々になれる自信すらある。

イベントを前にすると、急にスキンケアに力が入るのが俺の常。テスト前に一夜漬けをしていたあの頃から、何ら変わっていない。それにつけてもパックというものは本当に無様である。効能云々はさておき、湿った布を顔面に貼り付けているのだから。滑稽。外しどきが分からず、毎回一時間くらい放置しているのだが、はたしてこれで良いのだろうか。バッテリーみたく、過充電的になったりはしないのだろうか。「過ぎたるは猶及ばざるが如し」が当てはまるのではないのだろうか。

参列して改めて実感したけど、結婚式って最高だ。まったく面識のない人の挙式でも、それなりに楽しみ、泣ける気がする。呼んでください。

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