見出し画像

noteを”書く「ハノン」”のように使う

ピアノをある程度習っていた人なら、今日のタイトルを読んだだけで「あぁ……」と頷いてもらえるかもしれない。
ピアノをぜんぜん習っていなかったとしたら、「ハノン」と聞いてもなんのことか全く分からないだろう。

ハノンとはピアノの教則本「60の練習曲によるヴィルトゥオーゾ・ピアニスト」という曲集の通称である。
メトロノームに合わせて短い練習曲をひたすら繰り返す指の準備体操だ。

マラソンを走る前にストレッチをする。
ヨガをやる前に呼吸を整える。
朝食の前にコップ一杯の水を飲む。

ピアノで曲を弾く前の習慣みたいなものだ。
私は6歳から18歳までピアノを習っていて、家にピアノを買ったころからハノンをやり続けていた。
バッハの平均律「インベンション」は苦手だったがハノンは無心になれるので好きだった。

大人になってからゲームセンターの音楽ゲームにハマった時期があった。
KONAMIのbeatmania IIDX(通称:弐寺)。
DJ卓を再現したリズムゲームなのだが、鍵盤が7つあり、白鍵と黒鍵のように見えた私はこのゲームの練習にハノンを取り入れるくらい習慣になっていた。
ハノンを取り入れると言っても、ゲームの譜面で運指練習になりそうな曲を4曲ピックアップして必ず最初に演奏するというスタイル。

のちのち気づくのだが、beatmania IIDXはピアノというより打楽器の練習方法に近いかもしれない。感情は要らず、打鍵音でゲーム音楽を彩るとスコアが伸びるようだ。

KONAMIのプロゲーマーにもなった弐寺界の神様、DOLCE.様のプレイ動画

打鍵音だけで音楽が成り立っているようにさえ聞こえるから聞いていて心地よい。

そこで思いついたのが、noteもハノンのように習慣化すればハードルが下がるのではないだろうか。
パソコンの前に座り、noteのエディターを開く。
譜面はないけれど頭の中に浮かんでいる書きたいことに沿って指を動かしてみる。
時には早いテンポで、ときにはゆったりとしたリズムで。

30分から1時間書いたら、小説に取り掛かる。
いきなり小説を書こうと思ってもなかなかエンジンがかからない。
だから書くためのエンジンを温めるためにnoteを書く。

そんな使い方があってもいいかな?

この記事が参加している募集

noteのつづけ方

noteの書き方

最後まで記事を読んでくださってありがとうございます。 読んでくださった方の心に少しでも響いていたら幸いです。