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小学校・有給を取る、休み時間もいる、学校に居座る保護者たち

私の子供が新一年生になったときの話。

トルコの公立小学校では、日本のように子供たちが集まってグループで登下校することはない。そのため、低学年の場合は特に保護者の送り迎えが必要である。

また、学校では給食がない。お昼ご飯を食べるためには、

・家に帰って食べる

・学校内の売店(軽食やお菓子がある)で買う

・保護者が学校にお昼ご飯を持って来て、校庭か教室で食べる

・近くのロカンタ(食堂)に行って食べる

上の学年なら良いが、慣れない新一年生には保護者が付きっきりである。

このため、小学校が始まったときは一週間から10日、有休を取る人もいる。また、朝、子供を学校に送ってきて、そのまま学校にいて、休み時間ごとに子供の様子を見る保護者もいる。

学校が始まってしばらくして、同じクラスの保護者からクラスのWhatsAppにメッセージが来た。

「私は働いているので、いつもいつも学校に行くことはできない。でも、友達のお母さんたちはいつも学校にいるから、と娘に毎日のように学校に来て欲しいと言われる。お願いだから、必要以上に学校にとどまるのは止めてほしい。」

「友達のお母さんたちは休み時間に校庭にいるから、お母さんも学校に来て。」と、私も子供に言われたことがある。ただ、これは売店でお菓子を買ってもらいたかったというのもあった。友達は保護者に休み時間にお菓子を買ってもらっていたのだ。

しばらくして、学校からもお知らせがあった。

「学校には用事があるとき以外は校庭で子供たちを待たないでください。」

そりゃ、そうだろうと思ったが、学校からのお知らせが来たのは学校が始まってずいぶん経ってからだった。

このことは、私の子供の時の学年がそうではなくて、毎年の恒例のことのようだ。実際、登下校とお昼ご飯をどうするか・・・は家族にとっては大きな問題である。しかし、休み時間まで学校にいるのはやりすぎだろう。


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