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【日記】僕にはそれが欠点だった

たとえ話の話

たとえ話が好きだ。

たとえば、Aについての話をされた時に、その内容がBみたいだったら、「BみたいなAだな」と返すような。そういうたとえ話のこと。

わかりやすく言い換えるなら「たとえツッコミ」。

仲良い友や穏やかな場での日常会話では、隙があればボソッとそれを挟んでいる。僕は舞台に立ち人達の前で会話をする者ではないので、ツッコミと呼べるほど鋭いワードは出ない。

けれど、目の前の相手が「ふふふ」としてくれるのが見てて心地よいので、たとえ話をするのが好き。とにかく、思いついた言葉をその場ですぐに放ちたいってのが、僕の根底にはある。性(さが)。

いま考えると「僕は舞台の上に立つ職業が向いているのでは」と悩んだ13歳の頃の僕は、あながち間違っていなかったのかもしれない。

さて、そんな僕が最近、使用したたとえ話はこちら。

【日焼けの話1】
僕:僕 男:仕事先の一個下

男「この前、すごく暑い日あったじゃないですか。あの日に友達と集まってバスケしたんですよ。外で。あの公園の横についてるコートで」

僕「海南戦に遅刻した桜木が寝てたところみたいなね」

男「そうですそうです!で、気付いたら6時間も経ってて、なんかもう一瞬で肌焼けちゃって」

僕「あーたしかに。RGBで言うと、赤の割合高くなってるもん」

男「んっフ」

僕「焼けるのはいいけど、出てる部位と出てない部位のコントラストが気になるよね。腕の焼けをリンパマッサージみたいに全身に流せればいいのに」

男「あーわかります。あ、でも、武装色!って言えばそれっぽいですよ!」

僕「んっフ。ワンピースのね。覇気まとって腕が黒く見える演出のあれね。今の小学生は一人残らずみんなやってるだろうね~」

【日焼けの話2】

男「僕、バイクに乗って配達のバイトもしてたんですけど、バイクってこう腕を前に出して乗る姿勢なんで、腕のこの上の部分だけ焼けちゃうんですよ」

僕「あ~エクレアみたいにね」


ちいかわスタンプでとことん遊ぶ

LINEに「スタンプアレンジ機能」が追加された。「スタンプアレンジ機能」は、対象のスタンプの大きさや角度、位置を自由にアレンジして一つのスタンプとして送信する事ができる新機能で、最大6個まで組み合わせることが可能。

クリエイターズスタンプも「スタンプアレンジ機能」の対象になっており、あのちいかわ(ちゃん)スタンプも組み合わせることができる。

僕はちいかわちゃんが大好きなので、ちいかわスタンプでとことん遊ぶ。

とことん遊んだ結果がこれである。



クオカードの話

初めに、QUO(くお)カードとは、約6万のお店で利用できる全国共通のギフトカード(商品券)のこと。コンビニや本屋、一部の薬局(マツキヨとかセイムスとか)で使用可能で、使う際は店員さんに「クオカードで!」と元気に伝え差し出せばいい。

一度に使う必要はなく、使った分だけカードの残高が減っていく。Suicaやnanacoカードのようにチャージすることはできない。たとえるなら、テレフォンカードのようなものだ。

現金との併用が可能なので、カードに1円だけ残っちゃっててもったいない~なんて心配はせずに済む。残りの残高は支払いの際にいただけるレシートに記載されているので、その都度確認するとよい。残りの残高ピッタリに買い物をするゲームをしてもいいかもしれないね。もう一度言っておくが、現金との併用も可能なので心配しなくて大丈夫。

コミック雑誌の懸賞に当たり、5000円分のQUOカードをいただいた。ともかくとにかく嬉しかった。アンケート書いて応募しただけなのに、勝ち取った勝利だ!商品だ!などと、まるで東京フレンドパークのラストゲームで自分の欲しい商品の的にダーツをバスンッと突き当てたような気分だった。

考えてみてほしい。コンビニで5000円分タダで商品を買えるって状況を。(ちなみにスーパーでは使えず、公共料金やタバコの支払いにも使えない)

大事に少しずつ、外出先でのコンビニランチや、そのコンビニでしか手に入らない商品を買う、なんて時にだけ使ってきた。

そんな自分ルールに追加して、僕はQUOカードを使う際に小さなひとつのルールを設けている。このルールはルールと言うより、癖や性(さが)と言うべきなんだろうが、出す時の向きを揃えている。

自分の中には正しい向きが存在し、自分にとって正しい向きを、相手に差し出す時には相手に向けて渡している。説明が難しいのでたとえるけれど、1000円札を持った時に野口英世と向かい合うのが自分にとっての正しい向き。つまり、自分と野口英世がトランプの絵札みたいにならない向き。そして、相手に差し出す時は相手と野口英世が向かい合うように出す。それがルール。

物によっては向きが定かではないこともあるのだが、今回いただいたQUOカードではその自分ルールが適用される。とりあえずいただいたQUOカードを見てもらおう。

今あなたは正しい向きで見ています

いまはどこのセブンイレブンでもそうだけれど、お会計セルフレジが導入され、ファミマやローソンよりも客側に少しだけ手間が多い。その操作はまったく苦にはならないが、その時間は「隙」である。

池袋のセブンイレブンでのこと。でっかいメンチカツパンを手にしレジに向かった僕は、店員さん(日本語力やはっきりした顔立ちから生まれ育ったのは海外なのであろう方)にでっかいメンチカツパンを渡し、液晶に表示される支払い方法を選択し「QUOカードでお願いします!」と宣言。差し出すカードは勿論、相手向き。支払い確認ボタンを押している隙に話かけられた。

「これあなたにちょっと似てるね」

にこやかに話しかけられた。僕はいつもの表情でいたはずなのに、QUOカードの満面顔に似ていると言われた。きっとこの店員さんは人の笑顔を予想できる予言者なのだろう、とは思わずにちょっと嬉しかった(実写版ではこのイラストのキャラを目黒蓮が担当しているのでもしかしたらそっちに似ていると言った可能性も!?)ので。

「ほんとですか~?ありがとうございます!」

と返した。自分の顔ができるだけイラストに似るよう、にこやかに満面に笑ってみせた。(なぜそうしたか…僕はきっと根っからのエンターテイナーなのだろう。13歳の僕への答えがここに出たというところで、話のつづきへ)

僕の本来の笑顔じゃない笑顔は、笑ったピエロのように見えていたかもしれない。まさに、作り笑いに見えたかもしれない。

店員さんはにこやかな笑顔を絶えず見せてくれていた。どちらかというと店員さんのほうがイラストに似ていたと思う。とにかく、とてもいい時間を過ごせた。


天気の話

初対面の女性と天気の話をする機会があった。

女の人はこう言った。

「外の気温、31度らしいですよ」

僕は返しに迷った!その間(かん)、0.0000001秒にも満たぬ。

僕は返した。

「ひゃ~でも体感は32度でしたよ」

「え~、ほんと暑いですよね~」

と返事が返ってきた。

ぐんぬううう!ミスった!もうひとつの選択肢を選ぶべきだった!「体感60度くらいでしたけどね~」…と返すべきだった!そうしたら大体の女性は「死んじゃいますよ~」と返して、たわいない時間が生まれてやがてペットとか飼ってるんですかとか、休みの日とかキャンプするのが趣味で~みたいなほんわかした会話をする流れに持っていきやすかっただろうに!(※ここは合コンでも婚活の場でもない)

「体感32度」と返していい相手は信頼のおける仲の良い友、または察しのよさそうな周囲に気を配っている司会者のようなセンスのある相手に対してだけであった、と反省!そう、こちらの返しにさらに返してくれるような相手でなくてはいけなかったのだ。僕の期待していた返しは「違い分からんやろ」である。求め過ぎた。

「体感32度」と返したことで、彼女は僕のことを高度な温度計、人間百葉箱、意味わからんやつ、と思ったかもしれない。同じ意味わからんやつとして認識されるなら「体感60度」の大ウソつき野郎と思われた方がましだ!

もっと粋な会話ができたはずだと、その日の夜は悔しさを胸に眠りについた。

リベンジの機会がやってきた。

またその女性と会話することがあり、その人から個包装のお菓子(ラングドシャ)をもらった。

「レモン味はお好きですか?」と声をかけられたので、僕は試されたと感じ、思考を巡らした。

これはもしやスラムダンクのあのシーンを真似て声をかけているのでは?と。咄嗟に、二つの答えを口前に用意した。「モロ好みです」「大好きです。スポーツマンですから」の二つ。

でももし、スラムダンク関係なく、彼女が素で赤木晴子なのだとしたら。どっちで答えたとしても問題はなさそうだったのだが、別にレモン味のお菓子が好きでも、嫌いでも、未知の段階だったので、こう答えた。

「多少の毒が入っていてもいただきます。ありがとうございます!」

彼女は「フ!!」って笑ってた。ちいかわちゃんみたいに。

お礼に、たまたま持っていたカレ・ド・ショコラ<カカオ88>(森永)のチョコレートを一枚渡した。名前の通りとても苦い商品なので、こう一言付け加えて渡した。

「すごく苦いので、もしもあれなら玄関先に置いて虫よけにでも使ってください」

彼女はまた「フ!!」と笑ってくれた。そして「ちゃんと私の口にしまいます」と答えてくれた。

お互いちいかわちゃんみたく「フ!!」と笑った。とにかく、とてもいい時間を過ごせた。

ちなみに別の日、同じ女性とまた天気の話をした。この時期の天気は気まぐれで、話題にあがりやすい。あがらざるをえない。

その日は午後から雨が降るのでは?という予報が出ており、最近の晴れ模様に比べてに空が暗くなっていた。

そのことを伝えられた僕はこう答えた。

「SF映画で巨大なUFOが地球にやってきた時のような暗さですよね」


ペヤングの話

ぺヤングよりもUFO派。

カップ焼きそばは濃い味のほうが好みなので、ぺヤングは滅多に買わない。

ぺヤングは新たな味が続々と新発売されるバラエティーに富んだおもしろ麺であるが、そのどれもが僕には「刺激」が強すぎて手に負えない。お祭りを超えたお祭り騒ぎ。僕は話題性だけで手を出すような人間ではないのだ。好きな人には悪いが、変わったぺヤングだけでなく、ああいった物に飛びつく者達を見るとまるで、健康診断に行列を作っている者達、と思ってしまう。

とは言ってみるものの、僕本人曰く、意地を張っているだけ。本当は買って食べてみたいけれどそのリアクションを見てくれる人がいないから、買わないの。

最初に話した通り、僕もたまにはぺヤングを買うのだが、食べたら食べたで必ずUFO派と再認識する。ならどうして買うのか。

それは、あなたたちがぺヤング好きすぎるから!

特に芸能関係者とYouTuberに多い気がしている。そして、ぺヤングが好きと公言している人間はぺヤングに対するこだわりが強い。かやくは麺の下にいれる、ソースは均等にかけて冷めないように混ぜる、アレンジはこれがおすすめ、などとぺヤングのすべてを網羅せんとばかりに知識を語る。そして啜って美味しい~ってさ。つられて買ってしまうに決まっているだろう。

買って食べては後悔し、またそそられ買って食べ。その循環の「後悔」部分を省くために、ここいらで僕もこだわりを持とうと思う。

ということで、
「ウェイパースープでぺヤングを作る」

先日、焼きそばUFOを湯切りしながら思いついたこの試みは、ぺヤングだからこそ上手くいくのではと僕は思う。

ぺヤングはそこまで味が濃くない。だからこそアレンジがしやすく、珍しい味を発売できる利点があるのだが、僕にとってはそれが欠点だった。ならば麺に下味をつけてソースとの絡みを良くすればいいのではないか、と思いついたのがこちら。

「注ぐお湯を中華料理に使われる万能調味料の味覇(ウェイパー)を溶かしたお湯(スープ)で作ればもっとぺヤングが美味しくなるんじゃないの?」



買って来た。


味覇(ウェイパー)裏面に書いてあるレシピのスープ比率に従って、お湯に溶かす。


注いで待って湯切ってソース。


こちらが味覇(ウェイパー)スープで作ったぺヤング。


元の味と比べる為に、いつも通り作ったぺヤングも用意。


「どっちだっけ」


※この食べ比べの様子は動画撮影しているので、見返すことでどちらが素のぺヤングかその場で判断できた


「いただきます」

ズゾゾゾゾ





「あーおなかいっぱい」


※頑張って食べる
※果たして一体どんな違いがあるのか!
※美味しくなっているのか!?


「いただきます」

「目立つような香りはしない」



ズゾゾゾゾ


バゴォーン


「うそだろ…」


「もうひとくち!」


イッペイチャーン


「信じられない…」


バゴォーン


「ひゃあー」




普通に作ったぺヤングと一緒でした。

しいて言うなら、ちょっとしょっぱい。

なので、ぺヤングが好きで寿命を縮めたいって人は是非試してみてください。

僕はもうしません。やっぱりUFO派でした。


おわり




【番外編】
みそ汁でぺヤングを作る

結果:しょっぱいぺヤングができる。3個食べるとお腹いっぱいになる。

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