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会社デスクは「秘密基地」

入社以来30年以上在籍した報道局では、半分以上の年月で「自分のデスク」がない状態だった。24時間稼働のシフト職場ではスペース的にデスクを共用しないわけにはいかない。
 
個人で管理する紙の資料が減ったこともあって、昨今は弊社の管理部門も「フリーアドレス」になったそうだが、いつ訪れても同じ席に同じ人間が座っているのは、どうしてなのか。

海外支局にいた4年間はどっしりと自分のデスクがあって、それはそれは嬉しかったものだが、それが必ずしも生産性とは直結しないことも理解した。ま、海外特派員などはオフィスの外でどれだけ取材してナンボの世界なのである。

いまの職場でもデスクを与えていただいている。文具系ガジェットが好きなので、好きなアイテムをあれこれと配置、必要に応じてサッと手に取ることができるのはとても快感である。
 
自宅のテレワークではこうはいかない。
 
文房具のあれこれは使い慣れていないものがバラバラに散らばっているし、そもそも自宅の食卓ではメリハリがなく、仕事の気合いも発揮されようがない。やっぱり昭和枯れすすき、「働くのは会社」「家ではのんびり読書」が染みついちゃっているのである。
(22/4/21)

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