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もちもちの記

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気まぐれエッセイ集。 タイトルの読み方はもちろん「もちもちのき」。
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#1日1エッセイ

B面の日

夢見が悪くて目が覚める。13時過ぎ。仕事を休んで1日中寝ていりゃ、悪夢のひとつやふたつ見る…

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嗚呼、偉大なるBGM

音楽が好きだ。 ライターという職業柄、YouTubeのおすすめしてくれたプレイリストをBGMにライ…

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私がバズらないのはどう考えてもおかしい

もちづきもちこ、24歳。好きなものは茶漬け。 今、非常に腑に落ちないことがあります。 それ…

だし茶漬け屋の味をご家庭で!『だし茶漬け えん』のおすすめ商品

今、人に勧めたいもの。 これをもし聞かれたら、私は『だし茶漬け えん』で販売されている『だ…

日本の夏、面倒臭い夏

7月末まで続いた梅雨が明け、気がつけば夏真っ盛り。 8月に入ってから毎日気温35度付近を行き…

金沢『志な野』の原点かつ頂点な一杯

6月下旬、私は金沢にある茶漬け屋に赴いた。 夜22時以降、市街地から少し離れた路地裏でひっそ…

自分に嘘つくの、もうええわ

中学生の頃、私は飢えていた。 友情に。 自信に。 人生における幸せに。 あの頃の自分といえば、常に何かに嘘をついていた。 中学生女子というものは、同じ格好・同じ持ち物こそ友情の証かのように振る舞う習性がある。それに反すること、それすなわち反発分子として認定され、彼女たちのグループから脱退を余儀なくされる。 私は人付き合いが苦手で、やっとできた友人たちに見放されるのが何より怖かった。 『裂くように開けられるほうがおしゃれ』というリーダー女子の謎センスによって壊されたジャー

私は『経験』と称して茶漬けを爆買いする

ついこの間、私の家にも特別定額給付金の申請書が届いた。 貧乏ガチ勢としてマッハで申請書を…

俺の努力 ”だけ” 褒めてくれ

自己肯定感がないとどうなるか。 人様にそんなことわかってたまるか、と卑屈に命を吹き込まれ…

幻想と虚構の街・ヨコハマ

私の地元は神奈川県の横浜市という、自分で名乗るにはハードルの高い地域である。横浜で生まれ…

白帯のあの子

『ケンポウ』と聞いて真っ先に思い出すのは、幼馴染の男の子の姿である。 母親同士がママさん…

愛を知らないAI人間

私はアセクシャル(無性愛者)だ。 故に、『他人に恋をする』という感情がよくわかっていない…

羞恥小話 〜人さらいになりかけた話〜

人間、時には過ちを犯してしまう。それが意図的であったにしろなかったにしろ、思い出してはう…

洋館探訪 〜レンガの数だけロマンがある〜

新型ウイルス対策の影響で家から出れない生活が続き、思うことはただひとつ。 「旅行に行きてえ」私は旅行が好きだ。安定しない収入で生活する売れない作家である現在は、万年貧乏を極めなかなか機会がないと行けないのが難点だが、それでも年に数回遠出をしている。 旅先での一番の目当ては茶漬けをはじめとするグルメだが、同じくらい好きなのが建造物だ。 正直、建築については知識は素人である。……いや、それ以前かもしれない。高校生になるまで、自分の家が木造なのかなんなのかもちょっとわかってなか