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【算数】2桁同士のかけ算なんて九九とたし算だけにしちまえばいいんですよ

1.計算好きでも繰り上がりのミスは起こる

自分は中二の時に公文式で三角関数の範囲をやってたほど算数・数学が好きでした。なので計算は全く苦ではなかったんですけど、かけ算での繰り上がりのミスってのは未だに良くします。その原因は、かけ算と繰り上がりを同時に処理しているせいだと思います。

2桁かけ算01-1

例えば、2桁×2桁のかけ算、特に67×89なんていうエグい数同士をかける時なんかの計算だとミスが起こりそうですよね。今回はこの憎ったらしい繰り上がりをかけ算する時に全部無くしちまおうっていう企画NOTEです。よかったら最後までお付き合いくださいませ。

2桁かけ算01-02

繰り上がりを無くすための理屈は上のスライドの通りです。それぞれの数字を十と一の位に数字を分解し、続いてたすき掛けをします。赤線で囲った部分は100倍と10倍する以外は九九だけの計算になってるんで、これらの桁合わせをするために筆算化してみますね。

2.筆算一行目は各桁同士の九九

2桁かけ算02

まずは色分けした通り、十の位の数字同士、一の位の数字同士をかけて並べます。これは理屈スライドの4800+63だけを先にやってる感じですね。この2つを並べてしまっても良い理由は、青色の計算で取り得る数字の範囲が最少00~最大81で、繰り上がりが絶対に起こらないからです。あとは残った540+560をどう表現するかですが、それは次のスライドに示しましょう。

3.筆算二,三行目は交差の九九

2桁かけ算03

大したことはしません。さっきと同様に色分けしたように十の位と一の位をそれぞれクロスがけして二,三行目に書くだけです。これら2つの数字は10の倍数なので桁をひとつずらして書きたしましょう。4つの九九の後はたし算をするだけです。たし算をする時だけは繰り上がりが起こるので注意してくださいね。

まとめ

2桁かけ算04

2桁同士の数字のかけ算を4つの九九とたし算だけに分けることができました。この結果、かけ算部分の繰り上がりは全部無くすことができたので、これで計算ミスは減るはずです。

この方法はどんな2桁同士のかけ算にも応用できますので是非試してみてくださいね(もし、かけ算の結果が一桁の数字になったら "01" とか "07" っていう感じで書いてください)。何かのお役に立てば幸いです ( ˘ω˘ )

※もっと桁数が増えた時にこの考え方は役に立つ

ぶっちゃけ2桁×2桁は簡単で「たすき掛けで充分計算できるっしょ?」と思われるかもしれません。でも、これが3桁×4桁とか、6桁×8桁とかになってきた場合は筆算で表現しないと計算ミスの原因になります。その際に10の倍数、100の倍数、1000の倍数・・・ごとに分けるっていう考え方が大事になります。時間があればそれについてのスライドを作るかもです。


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