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『朝ぼらけ』


羨ましかったのは、なぜだろう。



含ませた憐憫は、何を種としていたのだろう。
         (たね)



鮮烈な音階で、彼は打たれた。
         (ぶ)



不正解の轍を、全員が踏んでいることに気付いたのは、いつのことだっただろう。


空が薄明るい。

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