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緊急事態宣言があけたら門仲で乾杯!

門仲に行きたい。門仲の立呑みを満喫したい。そしてこんな黄金コースをふたたび堪能したい。そんな願望を殴り書いてみました。ある晴れた、気持ちのいい土曜日の15時からスタートという脳内設定でお読みください。

一軒目:折原商店

ごぞんじ深川不動尊の参道にある『折原商店』です。ここは正真正銘の角打ち。好みの日本酒を冷蔵庫から選んでレジへ。キャッシュオンデリバリーで楽しめます。冷奴や卵焼きなどもありますが、まあ、食べるよりは飲むが目的のお店ですね。

ふつうはこの店を2軒目か3軒目にしますが、あえての緒戦に。早い時間にいきなり冷酒を胃袋に流し込むことで、おのずと覚悟が違ってきます。やるぞという気持ちになれます。たまにベロベロのカップルがフラフラしたりチューしたりしてたいそう汚いのですが、そういうときは手練の店員さんがサクッと捌いてくれるので安心して飲めます。

おすすめは『山本』たいそう飲みやすいです。BGMはないので脳内で。CKB横山剣さんの「西原商会」社歌を替え歌で。お~りはらしょうて~ん♫

二軒目:ますらお

つづく二軒目も立呑で!某デジマ企業のプロデューサーにこっそり教えてもらった『ますらお』は永代通りを渡ったすぐ先にあります。ここは立呑のクオリティを超える料理が充実。しかも単価は安い。折原で入れた酒を中和させるためにも、いろいろ頼んじゃいましょう。

旬の刺身、煮物、揚げ物、焼き物、軽いツマミ…なにを頼んでも美味しいですし、女将さんが品があって綺麗なのでつい長居したくなります。客層も落ち着いていて、老若男女のバランスもいい。そのせいか人気店で、ほとんどの時間帯で自然と密になっちゃいがち。それだけに緊急事態宣言の解除が心から待たれるお店です。

おすすめは『クエン酸サワー』立呑の疲れがスッキリ癒やされます。BGMはテレビから流れるバラエティ番組の笑い声とかになりますね。

三軒目:九四八

三軒目ともなるとそろそろ足腰が…なので座れるお店へ。門仲に旨い焼き鳥屋はない、という噂もチラホラ聞きますがなんのなんの南野陽子。ここ『九四八』は本格炭火焼き鳥で、なにを頼んでも旨いです。外観や店内はとってもベタなチェーン店風なんですけどね。

まず突き出しのプチトマトのジュレ。ここで意表を突かれます。そしてランダムに頼む焼き鳥はどれもジューシー。大きさもほどよく、焼き加減もベスト。ほう…これは相当に手練だな、とおもわせてくれます。圧巻は締めにピッタリの鶏白湯ラーメン。下手なそのへんのラーメンチェーンよりも全然美味しいんです。

おすすめは『ばくれん』日本酒カムバックです。BGMは有線が流れていたような気がしますがそろそろ酔っ払ってきてどうでもよくなります。

四軒目:魚三酒場

夢の門仲ハシゴ酒、ラストを飾るのは名門『魚三酒場』です。ここは15時オープンなのですがその時点ですでに行列ができるというヤバい店。そして1階のカウンターが空いているからといって不用意に店内に足を踏み入れると店のマダムから激しく叱責されます。

このお店の良さは「安さ」と「雰囲気」に尽きます。2階などはぎゅうぎゅう詰めなんですがみんな静かに幸せそうにお酒を嗜んでいます。ここに来る紳士淑女は本当のアル中なんだなと不思議な連帯感に包まれるんですね。あら煮150円(時価)。ヤバい。もういい加減酔ってるので150円(時価)だとおもうだけで旨さを感じる脳内物質が分泌されます。

おすすめは『熱燗』いろんなお酒がありますが迷わず一択で。BGMは1階マダムのインパクトある接客サウンドですね。M気質がゾクゾクするぜ。

■ ■ ■

と、いうことでみなさんどうでしょう、門仲。ぼくなんかもう、もんなかとタイプしただけで手が震えてきます。完全にアル中ですね。自分で書いた文章で酒が呑みたくなってりゃ安くていいやね。

今回ご紹介したのはあくまでぼくのゴールデンコースであり、門仲フリークスの方はそれぞれ「俺の門仲」「私の深川」をお持ちではないでしょうか。それでいいとおもいます。

ということで、一日も早くこうしたハシゴ酒が再開できることをアル中のみんなたちで一斉に祈ろうではありませんか。そして、元気よく肝臓を痛めつけるためにも手洗いをはじめ感染対策を万全にしましょう。命あっての立呑ですから!

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